FUGITIVES

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バックグランドが違う7名のアーティスト達が集結したグループ・ショー「FUGITIVES」。グラフィックデザイン、コミック、イラストといったフォーマルな分野を、ペインティングやコラージュといった、更に伝統的なメディアで表現しようというものだ。作品をストリートに持ち込む者、アルバムのカバーとして表現する者、Tシャツにする者、雑誌、ウェブにする者とさまざま。彼等の力が集結すると、個人の作品と商業用の作品、そして素材とデジタルという範囲の狭間を流動的に活動する能力が発生することから、このアーティスト達を「FUGITIVES」と呼ぶのがもっとも相応しい。このショーにちなんだ限定版Tシャツとステッカーのセットは、ギャラリーとオンライン上で発売中だ。


カンザス州出身のトラビス・ミラードは、現在ニューヨークで活動中。彼のペインティングやコラージュ作品は「FUDGE FACTORY COMICS」から発表している「DIRTY SCHOOLBOOK URBANISM」の彼特有のキャラクターの中で見受けることができる。FUDGE FACTORYの「羊の頭」のタグは、ニューヨーク中の看板や電工掲示板で見つけることができる他、レギュラー的なコミック漫画は、「SPIN AND SHOUT MAGAZINE」に掲載されている。トラビスの作品は、最近ニューヨークで開催された「DECIPHER」のショーや、マックス・フィッシュでシェパード・フェアリーと共に参加した「THE HIT & MISS」のショーで紹介された。

リー・マイセンヘイマーは、ノースカロライナ州出身のグラフィックデザイナー。彼も現在は、ニューヨークで活動を展開している。当初はイラストレーターとしてのトレーニングを積んでいたリー。1994年から「DESTROYCITY」としてドローイング、ペインティング、スクリーンがベースとなった作品の制作を開始。「RALEIGH’S LUMP GALLERY」にて作品を発表した経験もあり、彼の作品は世界各国で出版、紹介されている。

ニューヨークにある「FUNNY GARBAGE」での活動経験があるデザイナー兼イラストレーターのポール・クラークは、ここ最近の5年間程は「BLIXIE」として個人作品、プロフェッショナル作品の制作に打ち込んでいる。彼の作品は、「SOUND AND FURY」という、ニューヨーク市のローワー・イースト・サイドにあるレコード店のプロモーション素材として使用されており「BIKINI」や「EASTERN EDGE MAGAZINES」などでも紹介された。現在ポールは、スケールの大きなコラージュ作品を手掛けるか、スケボーをするかの毎日を送っている。

元プロのスケートボーダーという経歴を持つ、ぺインターのニコ・スタンポは、現在ミラノにある「QUAM」というエージェンシーでクリエイティブ・ディレクターとして活動中。グラフィティとカートゥーンのちょうど中間点が彼のスタイルだ。彼のサイト「ABNORMAL BEHAVIOR CHILD」では、“すべてを破壊する”という気迫が感じられるキャラクターが紹介されている。また彼の作品は、ティラーナとバレンシアで開催されたビエンナーレの展覧会と、パリのポンピードゥセンターでも紹介された他、「ARKITIP MAGAZINE」10号でもフィーチャーされた。

シェ-ンとその妻、クローは、パリで活動するグラフィティ・アーティストとグラフィック・デザイナーのカップル。「123KLAN」のグラフィティ・チームの一員として、ヨーロッパの各地で作品を発表。ザ・ブロンクスからズーリッチ、シンガポールまで、グラフィティのデモを多く制作してきた。唯一無二のユニークで斬新な方法でグラフィックデザインとグラフィティを織りまぜるのが彼等の特徴。作品はストリートでも、オンライン上でも見ることができる。

テキサス州出身のマット・オーエンスが、「VOLUMEONE」としてアート作品やグラフィックデザインを手掛け始めてから早6年。99年にはデザイン事務所「ONE9INE」をニューヨークに設立した。マットのデジタルに描写された作品は現在、ロスアンジェルスの「ニュー・イメージ・アート・ギャラリー」で開催されている、リッチ・ジェイコブスのキュレーションによる展覧会「THE MOVE 8」で紹介されている他、昨年はサンフランシスコの「サウザン・エクスポージャー・ギャラリー」でも紹介された。「ARKITIP MAGAZINE」13号の見開きの作品も、マットのものだ。

リック・フロバーグはアーティスト兼ミュージシャンという、2足の草鞋で活動している人物。彼の作品は、アルバムの表紙、パンクロック誌、スケートボード、ギャラリーの壁などを飾っている。グラフィックとイラストレーション的な感覚が、ペインティングと融合されているのがリックの作品の特徴。それにより、コミックとコマーシャルという超現実的なハイブリッドが確立するのだ。リックについての情報は、HOTSNAKES.COMまで。

リビエラ・ギャラリー」は、ニューヨーク市内ブルックリンのウィリアムスバーグにある、5名のデザイナーによるコレクティブなプロジェクト。利益よりも、デザインを愛する心から誕生したギャラリーで、アートテイストな写真とデザインのミックスをするのが目的だ。

FUGITIVES
日時: 2003年1月23日 – 2月23日
会場:Riviera Gallery
住所:103 Metropolitan Ave. Brooklyn NY 11211
info@seeyouattheriviera.com
www.seeyouattheriviera.com

Text: Matt Owens From Volumeone
Translation: Sachiko Kurashina

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