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フレデリック・ルバン展

HAPPENING


不完全で、ぼんやりしてて、ゆがんでて、構成がしっかりしていない写真の方が、その作品が持つメッセージが分りやすかったりしないだろうか。もしかしたら、そうは思わない人もいるかもしれないが、でも少なくとも、ロモカメラ愛好者は絶対にそう思うはず!ロモグラフィーが、写真というジャンルの中でユニークな美のスタイルを確立したのは、揺るがすことの出来ない事実なのだ。

ホルガはロモに良く似たカメラで、写真の歴史上、もっともローテクなカメラのひとつ。ホルガならではのその不完全さが、世界を違った赴きとして写しだしてくれるのだ。では、ホルガから世界を覗くと、どんな感じにみえるのだろうか?フレデリック・ルバンは、フランス人のアマチュア写真家。写真に関しては独学者であり、ホルガをお供に、モロッコ、日本、ポルトガル、トルコ、アメリカ、そしてフランスを旅した。その旅の最中に撮り続けた写真で作られたのが「TRAVEL PICTURE DAIRY」である。

「ホルガではもう、2年ぐらい楽しませてもらっています。ホルガならではの良さも、いくつかあるんですよ。例えば、カメラに対してそれほど慎重にならなくて良いこと。安い商品なので、使う時にストレスを感じないこと。プラスチックでできていて、軽いのもいいですよね。120のフォーマットとして使うのを前提に、大きいサイズのものを現像するのが簡単なのも利点の一つです」、とフレデリックは語る。

香港のアニエスb.ショップで、1月10日〜31日で開催されていた彼の旅日記展覧会「MES VACANCES AVEC HOLGA」。プラスチックのおもちゃのようなカメラによる、偶然が生み出したアート写真が展示されており、フレデリックが見た、まっすぐな世界を楽しむことができる内容だ。

展覧会のオープニングには、フレデリック自身も香港まで脚を運んだ。しかし、旅でそうしたのとは違い、香港でフレデリックはホルガで一枚も写真を撮影しなかった。「今回は視察することだけに専念したんだ。実際にアクションを起こす前に、プロジェクトについてちょっと思案を巡らす方が好きなんだよね。次に香港にきた時は、撮りまくるかもしれないよ」。

展覧会以外にも、ホルガについてのワークショップを開催したフレデリック。そこでは、香港の地元写真家達とアイディアを交換することができたようだ。「香港の写真家達に会い、いろいろな視野を知ることができて本当に良かったよ」。

フレデリックは今回、ホルガについての彼なりのアドバイスと、ホルガでの撮影のしかたについて発表。「とにかく忍耐強くなること。最初は、イメージしたものと違う写真になってしまうかもしれない。それでもひたすら撮り続けること。そして自分だけのスタイルを生み出すことです。もしかしたら200本や、300本、天気のいい日は100本フィルムを使ってしまうかもしれないけど、とにかく撮り続けることが大切だよ。もちろん、写す時はカバーをはずすことを忘れずに!」

「ホルガでの新しい撮影方法を誰かが見つけてくれればいいな。このおもしろくて、驚くべきカメラを、思う存分楽しんでね!」

Mes vacances avec Holga by Frederic Lebain
会期:2003年1月10日〜31日
会場:Agnes b
住所:Shop G02, The Sun Arcade, 28 Canton Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong

Text: CC
Photos and content: Mlee From Shellmoonsite
Translation: Sachiko Kurashina

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