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カプリス

PLACEText: Shinobu Koike

数年前までは、コーヒーを飲むと言えば、「茶餐庁」と呼ばれる香港式軽食&お食事処かホテルのコーヒーショップというのが相場だった。茶餐庁でブラックコーヒーを飲んだら、それはとても濃く、私の知っているコーヒーとは程遠かったという記憶がある。この経験を通して茶餐庁でのコーヒーは香港式にミルクと砂糖をたっぷり入れて飲むと美味しいものだということを学んだ。実際、香港では大抵の人々にとってコーヒーとはそういう飲み物であるようだった。

それが、ここ一、二年の間に香港人のコーヒーやカフェ文化への考え方が変わったと感じる。その現われとして、カフェがセントラルなどのそれらしい地域以外で増えつつある。茶餐庁には茶餐庁の文化があり、それはそれで興味深いものがあるのだが、今回は最近オープンしたカフェ「カプリス」をオーナーの一人であるアニタの言葉を交えつつ紹介したいと思う。

今年4月に尖沙咀のキンバリーロード沿いにオープンしたカプリスはアニタとニコールの共同経営。店内は緑色で統一され、ジャスが流れている。『内装や名刺等のデザインは友人のデザイナーに私達のイメージや意図を伝えて作ってもらいました。音楽も自分がジャズが好きだから。もちろん、お客さんからの提案も歓迎しますよ』とアニタ。
店自体はこじんまりしているが、それがかえってここに来る人達が自然に知り合いになるのにうまく作用しているようだ。

『コーヒーが好きでいつかは自分でカフェを開きたいと思っていました。オープンから口コミで存在が人々に知られるようになり、常連客もつきはじめています。ここでは、好きな本を読んだり、音楽を聴きつつリラックスしながらコーヒーやお茶を楽しんで欲しい』とアニタ。
自分で創作するのが好きだという彼女のお勧めメニューは他ではお目にかからないものが多い。実際、それらの人気が高いとのことである。

暑い香港の夏にぴったりなのは、アイスカプチーノとアイスティー各種。アイスティーは各種フルーツフレーバーがさわやかで美味しい。ちなみに、浮かんでいる氷はお茶でできている。当然のことだが、コーヒーも各種揃っている。通りに面している窓と戸は天気がよければ開け放たれていてて、外から内だけでなく内から外へのコミュニケーションが感じられる。

Caprice
営業時間:8:00〜1:00
住所:尖沙咀金巴利道60号
TEL: 2721 0083

Text: Shinobu Koike

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