「ゲーム・オーバー・シティ」展

HAPPENINGText: Jeremie Cortial

建築の概念を発展させ、都市生活に疑問を投げかけるためにビデオゲームを使用する6人のアーティストを集めた展覧会「ゲーム・オーバー・シティ」が、2ヶ月間に渡ってランスという街で開催されている。古くからシャンパンの産地として知られているシャンパーニュ地方にある街だ。彼らは、仮想世界内の空間占有の複雑さと私たちの現実との関係において、実験によって世界を知覚する新しい方法を模索している。


Pierre Giner, Keep the Distance, 2002

フランス人アーティストのピエール・ジネールは、架空のロードムービー「キープ・ザ・ディスタンス」という作品を制作した。一定の緊張感を持って、ビデオは一種の感傷的な物語を伴い、車の運転と事故の仮想と実際の場面を混ぜているため、どの部分が危険で仮想なのかが分からない。このプロジェクトの目的は、インタラクティブなストーリーに進化させるさせることだとジネールは言う。


Virginie Barre and Stephane Sautour, Rouge Total, 2002

次に見たインスタレーションは、ビデオゲームの世界というよりは、物語のように思えた。ヴィルジニー・バレステファニー・ソトゥールの短編アニメーション作品「ルージュ・トータル」は、暴力的で夢のような神秘的な世界が、ゆっくりとその姿を表していく。


Felix Stephan Huber, Reality Check One

ドイツ人アーティスト、フェリックス・ステファン・フーバーは、東ベルリンのかつての中央広場であるアレクサンダー広場のど真ん中に、射撃ゲームを設置した作品「リアリティ・チェック・ワン」を紹介。この3Dの世界では、プレイヤーはバーチャル上のキャラクターと接し、現実のビジョンについて語らせる事ができる。マルチプレイヤー版では、衰退したユートピアのシンボルとも言える荒れ果てた場所で、プレイヤー同士を戦わせる事もできる。

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