アルコ 2002

HAPPENING


忙しかったクリスマス休暇も終わり、1月はそんな忙しさからホッと一息つける月にしてみるのは、いかがだろうか。しかし今年も、イベント、コンサート、落成式、そして様々な活動等が始動し始める新しい年である。まず、必ずチェックしておかなかればならないのが、アルコ02。これは、スペインで現在最も重要視されている国際現代アートフェアで、今回で21回目を数える。世界261のギャラリーからの4000人のアーティストが、20世紀アートの中からの自信作を出展。また、21世紀に向けた新しいトレンドも紹介する。今年のゲスト・カントリーと主役に選ばれたのはオーストラリア。アルコで見る事が出来るオーストラリアからのアーティストとギャラリーの選出を任されたのは、ポール・グリーンアウェイである。また、常に注目を注がれるゲスト・カントリーの、最も実験的なエリアは、カッティング・エッジとプロジェクト・ルームである。


Australia. Emily Floyd

カッティング・エッジは、様々なプログラムから成り立っており、最もアバンギャルドなアート的提案を含んでいる。東アジアのアートは、「アジアン・パーティー・グローバル・ゲームII」というタイトルのもと発表されている。心臓とも言える世界の三大アート都市は、「シティ・スケープス:パリ−ニューヨーク−東京」として紹介。新境地ラテン・アメリカは、社会的な分野からは上記の都市から比べると若干かけ離れているが、「カリブ地域への移住、カリブ地域からの移住」として紹介されている。「クロスロード」は、様々な国からの20のギャラリーを紹介。これらは、現代作品に対する視野をより広げることとを目的として美術評論家と、コミッショナーであるラファ・ドクターによって選ばれたものである。最後に「ザ・イタリアン・トレイル」の住宅提案は、イタリアのギャラリーに勤める若いアーティストからのものだ。


Cutting Edge. Massimo Vitali

プロジェクト・ルームでは、「フロンティアーズ(開拓者達)」というコンセプトのもとに特別な出来事のために作られた25作品を鑑賞することができる。他の比喩的なフロンティアーズは、例えば宗教や性などといった他人との関係によって形成されるが、 これらの作品も物質的なものだけではない。


Open Spaces. Olaf Mooij

サイバー的な刺激として考えられているNET.SPACE@ARCOのセクションに行くと、ウェブ上で出版物を専門にした現代アートに触れることができる。今年のアルコでは、建築家ヴィンセンテ・サルバドールが作り出すはかないものとしての建築物が主要な役割を果たす予定。これは、変化と休んだり読書をするスペースの為の心に描くような広大なエリアを、スペース・プロジェクトととして名付けられたものだ。(前回では、私たちの疲労した体は、壁によしかかりながら床の上で癒されていた。)どんな場合でも、たとえ今年の傾向が、私たちが休憩をとれる場所というものでも、アルコに行く価値は十分ある。なぜならそれは、履き心地のいい靴を履いて、軽いコートを着て、種々様々なパンフレットと小冊子を入れるバッグを持ち、そして現代アートにどっぷり漬かれる内容の濃い時間がそこには用意されているからだ。

ARCO
会期:2002年2月14日〜19日
住所:Parque Ferial Juan Carlos I Madrid – Pavilions 7 and 9 Spain

Text: Terevision Ruiz from Neo2 Magazine
Translation: Sachiko Kurashina

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