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アメリカン・ショート・ショート映画祭 2001

HAPPENINGText: Fann ZJ

ショートフィルムをフィーチャーした「アメリカン・ショート・ショート」は、3年目を迎えた今年、初めて日本から海を超えてシンガポールへと上陸。シンガポールバージョンのこのイベントは、こうした動きを踏まえて、日本、イラン、ドイツからの作品も取り入れ、全体としては30本近いショートフィルムを4日間に渡って放映した。ティム・バートンの「ヴィンセント」や、アカデミー賞にノミネートされたセラグリオ・アンド・ジェイソンレイトマンの「イン・ゴッド・ウィー・トラスト」など大好評の作品が盛り込まれた。

シンガポールのアートシーンのホームともいえるサブステーションでの上映は、大きなインパクトを持って、ショートフィルムを寄り身近なものとして観客に届けた。感情を呼び起こし、短くて、スウィート。ショートフィルムの力は決して過少評価されることなく、開催期間中毎日異なる上映プログラムで、新しいコンビネーションと体験をもたらし続けた。

ジェイソン・レイトマンのユーモラスな「イン・ゴッド・ウィー・トラスト」は、主人公のロバートが、天国へ行くための「善行ポイント」をまだ獲得できてない事に気付き、人生の修正をしようと試みるというストーリーで絶賛された。ロバートは、ダンスを沢山することにし(人生を楽しんでいる事を示すために。ダンスでは、沢山の点数を稼ぐ事ができるのだ!)、道を渡る前に左右を確認する。

ドイツのマーク・アンドリーズ・ボッシャートの「クレインゲルド」はあるビジネスマンと乞食の奇妙な関係に焦点を当てた。責任感と尊厳、そしておそらく良心という理想を反映し、人間とそれぞれをつなぐ関係を探っている。私達が、いかに人とのつながりを忘れ、ネズミの競争の中にいることか!このフィルムは、複雑な世界の中での人間の発達を映し出す。

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