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ワークスフィアーズ展

HAPPENING

ニューヨーク近代美術館で開催された 「WORKSPHERES」では、 私達の日常生活及び仕事環境を表現する物体と環境を集結したものとなった。エキシビジョンの核となる部分では、デザイナーと建築家の手により、仕事環境において文化的製品をいかに利用し、いかに置き去りにしているかを表現していた。テクノロジーの新しい使い方は、作業能率からクリエイティブ性への典型的な移行を作り上げるという意味でやる気を起こさせる力となっている。この、新しいツールとその制作者を崩壊へと導く移行にもかかわらず、エキシビジョンで発表された作品は、思考が人間の根本的な特質に由来することを示唆していた。


発表された作品のサンプリングというテーマのもと、数々の注目すべきプロジェクトが記憶と印象という問題に目を向けていた。この2つの特質が仕事環境におけるデザインにとっての理論的解釈で作られた一方で、それを何とか採用しようとした国内外のデザイナーは、物質的なものを超えて語られるもう1つの次元を作り上げた。こういったクオリティーにより、選ばれた作品がそれぞれサイズも機能も異なるにもかかわらず、お互いに共鳴し合うのを可能にしていた。

ケーススタディ #1 : フリーダムチェア

オフィスや企業など、至る所で目にするハーマンミラーのアーロンオフィスチェアは、革新の障害を押し上げるという目的のもとに開発された。ニールス・ディフリエントによって開発されたフリーダムチェアは、ユーザーの体重によって自動調整し、手動による調整が不要な平衡メカニズムにより、突破口を供給している。さらにこの椅子は、ユーザーのマークを残すことができ、融通性のあるメモリによってのみキャンセルすることのできるテクノゲルという素材の特許を取っている。

ケーススタディ #2 : SPANDROBE 収納クローゼット

マーティン・コーンとリック・ガレゾウスキによってデザインされたSPANDROBEは、今日の収納スペースに関する関心をテーマとしている。深さ7インチほどしかないSPANDROBEには、コートや靴から傘、ハンドバッグまで、様々なアイテムを収納することができる。この、大きくかさばるものを収納する能力は、各アイテムの輪郭を残し伸縮するスパンデックスパネルによって可能になった。SPANDROBEのゴースト的な印象は、いかに私達の個人的なアイテムが仕事環境を反映しているかについて気付かせてくれるものとなっている。

ケーススタディ #3 : パーソナルスカイ

深澤直人と IDEO による野心あふれるプロジェクト、パーソナルスカイは、仕事環境に存在するつかの間で無言の側面における瞑想だ。プロジェクトに関するほんの一握りのコンセプトしか実現されていないにもかかわらず(背もたれにユーザーのスチールイメージを映し出す椅子と、私達がスクリーンセーバーを使うのと同じ方法で展開され、ユーザーの頭上に空を映し出す装置のふたつ)、そのプロジェクトは、コンセプトの分かり易さで信用性を獲得している。テリトリーのマークを付けるベンチや、上に置く物体に反応して浮かび上がるデスクなどのアイディアもあるが、まだ実行に移すことができないようだ。

WORKSPHERESは4月まで引き続き開催され、私達の個人的な影響範囲が、いかに仕事環境において崩壊しているかについての重要な転換期を表現している。発表されたプロジェクトは、どれもこの思考の変化の残留物であると同時に、環境のレンズを通してクリエイションを助長し、刺激を与えるものとなっている。

Text and Image: Michael Foronda From pOpform
Translation: Mayumi Kaneko

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