スパイス & ユニーク

PEOPLE

80年代半ばからグラフィティーを描いているスパイス(女性)とユニーク(男性)の2人。INTERNATIONL IBS CREWの一員として共にグラフィティーを描き続け、アートフォームに貢献したことで世界的に認められている。


グラフィティーに興味を持った切っ掛けは?

ユニーク:「ビート・ストリート」という映画です。グラフィティーが大々的、情熱的に取り上げられていた映画でした。
スパイス:私は、もともとBガールだったんですが、その頃テレビでマルコム・マクラーレンの「Buffalo Girls」やロック・ステディーズの「Hey You」など、いろんなミュージッククリップが流れていて、それでグラフィティーに注目するようになりました。それが今の自分に繋がっていると思います。

作品の特徴は何だと思いますか?また、いい作品を作るために一番重要なことは何ですか?

スパイス:自分自身が自分の作品を特徴づけているのだと思います。作品に動きを与え、自分が興味があることをペイントしています。古代文明の太陽やシンボルが、私の作品の中に隠されています。私にとっていい作品とは、ファンキーでバランスのとれたアウトラインで構成されたものです。色なども重要ですが、アウトラインが良くなければ、作品全体がダメになってしまいます。

ユニーク:僕にとっては、間違いなくニューヨークのオールドスクールの影響が強いです。いい作品とは、アクションキャラクターを使った絶妙なアウトラインです。

お2人のスタイルが常に発展し続けているということが分かりました。お互いから受ける影響は、大きいですか?

スパイス:作品を制作する時は、集中して真剣に取り組みますが、ユニークのスタイルに全くインスパイアされていないということはないです。アウトラインを一緒にやったことは一度もないし、一緒にペイントすることもめったにありませんが。彼が彼自身のスタイルを持っているように、私にも自分のスタイルがあります。そのことが間違いなく私達を表現しているのだと思います。

性別や国籍が、グラフィティーシーンにどのように関わっていくかということに影響していると思いますか?

スパイス:グラフィティーやヒップホップは、いつの時代でも男性上位の文化です。そういったシーンの中で女であるということは、自分にも自分以外にも影響します。女が作ったということを知らずに私の作品を見てもらえたら嬉しいです。技術だけで作品を判断して欲しいです。

ユニーク:もちろん男性上位です。汚い作業だからです。また、グラフィティーの世界では、国籍が大きな役割を担っていると思います。例えば、ラップミュージックは、アメリカでは黒人の音楽です。グラフィティーに関しては、完全に多文化的な分野です。オーストラリアやヨーロッパでは、白人の少年達が活躍しているようです。グラフィティーがヒップホップカルチャーの要素だとするなら、ヒップホップが全体として多文化的なものだということを証明することになるのです。

Text: Adam Hulbert.
Translation: Mayumi Kaneko

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