マヤマックス展 ’97「COME HERE, LOVE IS HERE」

HAPPENINGText: Atsuko Kobayashi

チャラのCD「ジュニア・スウィート」インナースリーブや、吉本ばななの「ハネムーン」装丁などを手がける画家、MAYA MAXX(マヤマックス)の個展がキリン・アート・スペース原宿で行われた。

キュートでパンキッシュなグラフィックは原宿界隈で最近良く見かけるのだけれど、そのブームの火つけ役ともいえる本家本元は、“かわいい”とか“おしゃれ”なんていう言葉で片付けてしまうのはまったく間違いの作品。

ネコや犬といった動物や宇宙人などの一見“かわいい”キャラクターが描かれながら、憤りや怒り、悲しみ、孤独といった感情がどの作品からも溢れ、強烈なメッセージを発している。『世界には悪もあり、醜もあり、偽もあり、つまりは私にもそれらは内在し…。しかし私は犬のように無心に世界を、自分を信じる(肯定ではなく信じる)覚悟をしたのです』とマヤマックスは本展に寄せてコメントしている。

作品を見ていくにつれ、様々な感情が渦巻き、しかし最後には胸いっぱいに広がる愛情を感じずにはいられない、マヤマックスワールドを堪能できる展覧会だった。今回の個展は1997年一年間に描かれた作品が展示され、絵の具、クレヨン、エアブラシやコラージュを用いて描かれた2m以上もある大作ばかり。ウェブとCD-ROMで他の作品も見られる。

MAYA MAXX展 ’97「Come here, Love is here」
会期:1997年12月11日〜1998年1月18日
会場:キリン・アート・スペース原宿

Text: Atsuko Kobayashi

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