「生命の交歓 岡本太郎の食」
「食」を切り口に岡本太郎の多彩な作品を紹介する展覧会「生命の交歓 岡本太郎の食」が川崎市の岡本太郎美術館で、2024年4月27日から7月7日まで開催される。
岡本太郎にとって「食」とは、味わうことや、栄養をとるということだけではなく、食べる者と食べられる者との生命と生命のぶつかり合いであった。芸術は生活と一体であるべきと考えた岡本は、食卓などの家具やティーポットやグラスといった食器など、食の場で使われ生活にいろどりを与える作品の数々を制作。さらに、書を絵付けした大皿や顔のある茶器など、岡本独自の感性とユーモアあふれる陶芸作品も手がけている。
本展では、「食」を切り口として、油彩、彫刻、陶器、インダストリアルデザイン、写真など、岡本太郎の多彩な作品を岡本の言葉とともに紹介。さらに、両親の岡本一平・かの子と過ごした少年時代から、青年期を過ごしたパリ、そして戦後から晩年まで、岡本の食にまつわる資料を展示する。
6月1日から、併設のカフェにて、本展にて展示中の太郎作品《夢の鳥》のカップ&ソーサーでティーセットも楽しめる。(毎日10食限定)
川崎市市制100周年記念展
「生命の交歓 岡本太郎の食」
会期:2024年4月27日(土)~2024年7月7日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日、5月6日、7月1日を除く)、5月7日(火)、5月8日(水)、7月2日(火)
会場:川崎市岡本太郎美術館
住所:川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内
TEL:044-900-9898
https://www.taromuseum.jp
Text: Editor
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