マットロック・小川泰「ドゥーム・ヘッズ」展
NEWSText: Ayumi Yakura
近未来への予言かのように破滅的風景を描く、日米2人のアーティストによる新作展「DOOM HEADZ」(破滅野郎)が、西麻布のカームアンド パンクギャラリーにて11月11日から26日まで開催される。
1984年にマサチューセッツ州で生まれたマットロックは、落書きのようでいて構築された世界観を持つ作品を乱発してカルト的人気を誇っている。一方、1981年に茨城県で生まれた小川泰は、ドローイングをベースに破滅的色彩と予測の斜め上をいくイメージで作品を構築してきた。彼は2013年にバイク事故で大怪我を負った後、マットロックの描く終末の世界と作風から影響を受け、自作に新世界を再構築する事による再生を目指した。
本展で小川泰は、強大な何かに対抗するかのように巾4mを越えるペインティング作品を発表する。日本初出展となるマットロックは、これまで主に出版物やジンで断片的に打ち出してきた世界観を会場の空間で具現化する。2人の相反する終末観が互いの作品を補完し、現代社会が抱える不安と問題を示唆しながら、未来への可能性を問いかける。
DOOM HEADZ by Matt Lock, Tai Ogawa
会期:2017年11月11日(土)〜26日(日)
時間:12:00~19:00
オープニングレセプション:11月10日(金)19:00〜22:00
休廊:日・月曜日
会場:CALM & PUNK GALLERY
住所:東京都港区西麻布1-15-15 浅井ビル1F
TEL:03-5775-0825
入場無料
https://www.calmandpunk.com
Text: Ayumi Yakura
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