アートフェア札幌 2017

NEWSText: Ayumi Yakura

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「夫婦」© 劉毅, 2011年, 景徳鎮高白泥、絵付け, 75×80×85 mm 出展:オフィス339(上海)

クロスホテル札幌の客室2フロアを貸し切り、各客室をギャラリーとして、国内外の優れた現代アートの展示販売を行う「アートフェア札幌 2017」が、今年も11月25日(土)、26日(日)の日程で開催決定し、国内外を拠点とする18軒の出展ギャラリーが発表された。

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札幌の現代アート・マーケット活性化を目的として第5回目の開催となる今年は、軽井沢・東京・香港・台北に拠点を持つ「ホワイトストーンギャラリー」や、大阪を拠点にアーティストの発掘・育成プロジェクト等を展開するディグミーアウトがプロデュースする「DMO ARTS」(ディー・エム・オー・アーツ)、北海道北見市で障がいを持つ方の創作サポートを行う「スタジオ・ブレーメン」の新規出展も決定。造形作家の丸尾結子、社会問題に挑み注目を集める岡本光博、そして、上海から劉毅(リュウ・イ)が来日するなど、総勢100名を越える現代アーティストの作品を札幌で一同に見られる貴重な機会となる。

ホテル2階では開催に先立ち、北海道のコレクターが収集した北海道の現代アートを展示する「コレクターズ・ラウンジ」で現代アートが身近にあるライフスタイルの魅力が発信されている。当日の会場では、子育て中の保護者がアートを鑑賞する間に子どももアートで遊べる無料託児サービス「アート保育園」を開設する他、出展ギャラリー「エイトエイコ」のディレクターと息子の鳩くん(7歳)による多様性がテーマのアートパフォーマンス(公開制作)をはじめとする新たな特別企画も開催。北海道の市町村公認情報アプリ「Domingo」(ドミンゴ)をインストールすると入場無料になるキャンペーン等、追加情報は公式ホームページにて随時公表される。

クロスホテル札幌では、札幌市内のアートスポットをお得に利用できる特別宿泊プラン「札幌まちなかアートリップ」の予約受付も開始しているので、国内外の都市のギャラリーを巡るような二日間の小旅行で、各ギャラリーが力を入れる気鋭の作家たちの作品をお土産にするのもいいかもしれない。

出展ギャラリー:ホワイトストーンギャラリー(東京・軽井沢・台北・香港)、オフィス339(上海)、AI KOWADA GALLERY in collaboration with SORaC gallery(東京)、アインシュタイン・スタジオ(東京)、hpgrpギャラリー(東京・ニューヨーク)、エイトエイコ(東京)、ギャラリーかわまつ(東京)、エミグレ・コレクション(東京)、LADギャラリー(名古屋)、同時代ギャラリー(京都)、DMO ARTS(大阪)、ギャラリー水無月(岐阜)、Gallery MORYTA(福岡)、ギャラリー三日月(函館)、studio BREMEN(北見)、ギャラリー門馬(札幌)、ハナアグラ(札幌)、クラークギャラリー+SHIFT(札幌)

アートフェア札幌 2017
会期:2017年11月25日(土)11:00〜20:00、26日(日)11:00〜19:00
プレビュー:11月24日(金)18:00~21:00(招待客のみ)
会場:クロスホテル札幌(札幌市中央区北2条西2丁目23)
入場料:1,000円(情報アプリ「Domingo」をインストールすると入場無料)
フェアディレクター:大口岳人(クラークギャラリー+SHIFT)
アドバイザー:戸塚憲太郎(NEW CITY ART FAIRディレクター)
主催:アートフェア札幌 2017 実行委員会
共催:クロスホテル札幌
https://www.artsapporo.jp/2017/fair/

Text: Ayumi Yakura

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