稲葉英樹展「VECTA」
NEWSText: Satsuki Miyanishi
クロスホテル札幌にて、クラークギャラリー+SHIFT取扱作家・稲葉英樹の展覧会「VECTA」(ヴェクタ)が9月3日から11月30日まで開催される。この展覧会は、まちなかアート・クロス・エディションとして、SHIFTがキュレーションを担当する第9弾。まちなかアートは、街中にアートが溢れ、気軽に楽しめる環境づくりを目指すプロジェクトでギャラリー、作家、店舗が一体となり、アートのある日常をつくるというもの。
クロスホテル札幌では、2007年のオープン以来、「ART X」(アートクロス)と題して館内でのアート作品の展示などを通じアートに力を入れてきた。2011年からSHIFTとのコラボレーションにより道内作家の展覧会を行い、札幌から世界に向けて発信している。
稲葉英樹は、90年代後半より活動を始め、2004年にグラフィックアートシリーズ「NEWLINE」を発表後、国内外で展覧会を開催してきた。 2011年よりエスパス ルイ・ヴィトン東京の為のグラフィックアートも手掛けている。現在東京と札幌にアトリエを構え新たな作品制作を行っています。
今回の展示のタイトル「VECTA」は、札幌から始めるこのプロジェクトが、次なる「新(たな方向)」を模索する試みとなるよう付けられた。以前から展開してきたシリーズに加え、新作シリーズである「VECTA – NEWLINE」「VECTA – GRID」などが展示される予定。
札幌での展覧会は2004年にSOSOで行われたNEWLINE展以来となる。作品は今後、台北、上海でも展示が予定されている。札幌から世界へと発信する稲葉の新たな挑戦にご期待いただきたい。
稲葉英樹展「VECTA」
会期:2013年9月3日〜11月30日
オープニングレセプション:9月2日19:00〜21:00
会場:クロスホテル札幌
住所:札幌市中央区北2西2
主催:クロスホテル札幌(企画部 011-272-0051)
キュレーション:SHIFT
協力:まちなかアート、株式会社正文舎
Text: Satsuki Miyanishi