モビウム・ツアー 2019

HAPPENINGText: Jo Phirip

30日は仙台市の卸町にあるスタジオ開墾で朝から展示準備をした。いい感じのシェアアトリエスペースだった。この日は一日雨で寒かった。昼からミュージシャンの山路千恵子と、ワラビモチ愛好会のフィリップ(筆者)によるでたらめな民謡を作る「でたらみんよう講座 with うどんとワラビモチ」が行われた。


でたらみんようの完成の披露の様子(左から、山路千恵子、須藤 麻紗子、熊谷さん、フィリップ)

うどんやワラビモチを食べての歓談後、すぐに次の拠点の新潟県十日町に向かう。向かう途中の山道で平成が令和になったのでバスの黒板に「令和」と描いた。

5月1日は、新潟県十日町市の越後妻有里山現代美術館キナーレ前にて展示を行った。ちょうどキナーレでは、大地の芸術祭2018のアーカイブ展が行われ、各エリアで特別な催しが行われており、晴れた休日に芸術鑑賞を楽しむ多くの人々が訪れた。展示終了後は名古屋に向う。


里山現代美術館キナーレでのプレゼンの様子

5月2日は、名古屋工業大学にて展示を行った。通りがかりの人、たまたまツアーのことを知った人、名古屋の友人などが訪れた。工業大学なだけあって、理系の教員や学生も訪れ、工学寄りのコメントなども頂いた。

5月3日は、4日、5日に行われるメイカー・フェア・キョウト2019に出店するために、けいはんなオープンイノベーションセンターに向かう。5月4日、5日は、天気もよく、始まる前から多くの人が並び、モビウムにも多くの人が訪れた。メイカー・フェア・キョウトには沢山の愉快な作品や装置が並び、来客者もとても楽しい時間を過ごしていた。両日とも、最後は書き込むところが無くて真っ白になるほど、沢山描き込まれていた。

今回試みた新しいこと2点。一つ目は、各地の土を採集すること、ゆくゆくは、植物をバスの屋上で育てたいと思っていることからの試み。二つ目はクラウドファンディングでバス広告を掲載したこと。これまでにもグッズは色々作ってきたが、バス広告は初で、見た目のバランス、作り直し等、色々な意味でとても苦労したが、色々勉強になった。

そして、9日間はあっという間に過ぎた。移動距離が長くて大変だったが、移動することで、様々な環境で作品を展示して、色々な地域の人と交流することができた。各地でお世話になった方々、作品展示をした方々、そして、モビウム2号機、運転手に感謝。


終了して安堵のポーズ!

追記:今回のバスツアーのクラウドファンディングを5月26日までしています。協力をよろしくお願いします!

MOBIUM TOUR 2019
会期:2019年4月27日(土)〜5月5日(日)
巡回地:新潟・糸魚川 長者温泉ゆとり館(4月27日)、秋田 秋田駅前アゴラ広場(4月29日)、宮城・仙台 スタジオ開墾(4月30日)、新潟・十日町 越後妻有里山現代美術館キナーレ(5月1日)、愛知・名古屋 名古屋工業大学正面入口前(5月2日)京都・京阪奈 けいはんなオープンイノベーションセンター(メイカー・フェア・キョウトでの展示)(5月4日、5日)
主催:モビウム
問合せ先:info@mobium.org
https://www.mobium.org

Text: Jo Phirip
Photos: Jo Phirip

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