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NEULAND

THINGSText: Asami Miyamura

2009年9月、ACTARがドイツのグラフィックデザイナー約50人を紹介した「Neuland: The Future of German Graphic Design」を出版した。近年ドイツのグラフィックデザインは、学生、若手のグラフィックデザイナーを中心に劇的に変化している。若手達は学校や独学で磨かれた技術に加え、現代の個性的なスタイルが取り入れられ、既存の形式や文化に捕らわれない自由な発想を持っているのだ。

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本誌ではそんなおもしろくなってきたドイツのグラフィックデザインを 、一人につき8ページ前後使用し、インタビュー、顔写真、仕事場などの写真、作品が掲載されている。個性の強いデザイナーは、各作家のトップを飾るポートレート写真からおもしろく、インタビューは全てのデザイナーにドイツについて、作品の狙い、ドイツのお勧めスポットなど、6つの質問をしているため、見ごたえは充分だ。
その50人の中から、数名紹介したい。

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Colors And The Kids

ワイマール・バウハウス大学で知り合った3人で結成したグループ、カラーズ・アンド・ザ・キッズ。シャープでかっこいい、しかしどこか遊び心も感じられるグラフィックが特徴だ。白や黒の空間に入った奇抜なラインと色面がリズミカルで、若者の音楽を連想させるような印象。リズミカルな色面と共に入る人物は、コミカルでストーリー性も感じられて刺激を受け、見ていると頭の中に次第に音楽が流れ始めるようなおもしろさ。

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STUDIOHEYHEY

ダルムシュタット・マティルデンヘーエにある大学で知り合ったジーナ・モンチと ジョン・ルッソによるデュオ、スタジオヘイヘイ。彼らがテロについての考えをまとめた本「Tomorrow’s Pioneers」から、全て顔を布で覆った人、首から鍵をさげた裸の人、全身黒く身を包み鼠の耳がついている人、上半身の赤い服しか見えない人など、怪しげな人物の写真作品を紹介している。不信感と共に好奇心を掻き立てられ、つい睨むように見つめてしまうようなグラフィック。予想を裏切らず、仕事場の写真も薄暗くて怪しく撮影されている。インタビューも全て短文で 答えており、謎の残るデザイナーだ。

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Katrin Schacke

オッフェンバッハとチューリッヒの大学でコミュニケーションデザインを学んだカトリン・シャッケ。ドイツデザインを“実用的でときに冷たさを秘める、その土地特有なもの”と特徴付けるカトリンが作るのは、静止画のような独特で雰囲気のあるグラフィック。大量の飛び交うダーツ、大量の本と付箋、宙に舞うボール、紐でまとめられている家具など、女性ならではの豪快で繊細な世界観が見れば見るほどにはまってしまう。彼女のスタジオ周辺の写真からも、作品と似通った雰囲気を感じ、土地とデザイナーの関連性を思った。

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