ジュリー・ヴァーホーヴェン
数年の年月を経て、ヴァーホーヴェン・ガールはどのように変わってきましたか?
とっても可愛らしい女の子と苦悩に満ちて絶望的な女の子のあいだを行ったり来たりしている感じ。
マルベリー、ルイ・ヴィトン、キャシャレルやランコムとのコラボレーションで成功を収めてきましたが、次の予定はありますか?
今は静かにリサーチをしている段階です。
GIBOはグラフィックデザインによってブランドを確立しました。振り返ってみて、グラフィックデザインはこのファッションの世界に既に充分取り組まれていると考えますか?
大胆で強烈すぎるという批判もあったけど、楽しんでできました。もう少しグラフィックのアプローチを控えめにしていたら、さらに受けいられやすかったかもしれない。
イラストレーションで名前が知れ渡るようになってから、ファッション界へと足を踏み入れてきましたね。どういった流れだったのですか?
全くのその逆です。まずファッションを勉強してから、ファッションとイラストレーションのそれぞれにフラストレーションを感じながら行き来してきました。ルイ・ヴィトンとのバッグのコラボが私の好運な成功でした。
2つの世界にどういった境界線を引きますか?
引きたくはありません。
グラフィックデザイナーのファッション界への進出の理由をどう考えますますか?
より多くの人々を惹き付けることができるし、動きの中でアート作品をみるのは楽しいもの。
大抵グラフィックがファッションと組合わさると、なかなかしっくりとこない要素が生じてきますが、あなたは上手にグラフィックを服に合わせています。どういったやり方をしているのですか?
衣服にアート作品を施す際に、大切な鍵となってくるのはプロポーションとスケールです。グラフィックとファッションの互いが尊重しあえることが必要になってきます。
2つの業界をまたに架けて活躍する現役のデザイナーでは、誰に最も共感しますか?
ベルンハルト・ウィルヘルム。
今後の予定について。現在何かプロジェクトを推進しているのですか?
英国のブリストル港湾沿いのパブリックアート、エナメル製の壁画とスイスのバーゼル地方のヴォルタ・アート・フェアに向けた新しいアート作品。
Text: IdN
Translation: Yoshitaka Futakawa
