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ヤウナ・ミュジカ 2005

HAPPENINGText: Emanuelis Ryklys

フェスティバルの最後のコンサートは、日本のエレクトロニック音楽の教祖である池田亮司の最新プロジェクトの「C4I」だった。印象的な映像は可塑性があって、自然と文明のユニークな統合体とも思えた。また、彼は「(シアターのための)マトリックス」というオーディオビジュアル作品も披露した。


Ryoji Ikeda

2つのメインフェスティバルの夜にはリトアニアの音楽が演奏された。ひとつは、ドナタス・プルセビシス、ラムナス・モティェカイティス、マリウス・バラナスカスなど、そしてリトアニアに在住イタリア人のルカ・パヴァンという5人の異なるローカルな作家による最新の曲の演奏だった。エレクトロニック音楽は、ギターやフルートやドラム、そして声など、多様な伝統的な楽器によってミックスされた。

もうひとつは、アンタナ・ヤセンカとビタタス・ジャーマナビシャスらがマルチメディアの可能性を強調した演奏をした。

フェスティバルは、ナイトクラブのあるエリアまで派生した。ある夜には、極めて実験的なプログラム展開を誇るイントロというクラブで、アートラス・バンステイナとアンタス・キュシンスカによるプロジェクト「ミックスザミックスザミックス」が行われた。12人の若手作曲家やDJやアーティストを招いて、彼らはそれぞれアンタスの「ループ・カタログ」という曲を解釈し、エディットし、ミックスした。それらは喧しいものではあったが、十分に楽しめるものでもあった。

JAUNA MUZIKA 2005
会期:2005年4月17日(日)〜23日(土)
会場:Contemporary Art Centre
住所:2 Vokieciu St., Vilnius, Lithuania
https://www.mic.lt

Text: Emanuelis Ryklys
Translation: Ayako Yamamoto
Photos: Emanuelis Ryklys

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