ME(ミー)マガジン

THINGSText: Jonathan Turner

雑誌のデザインについて教えてください。反応はどうですか?

雑誌はミニ版です。昔、ヨーロッパでそれを見ました。しかし、ティーンヴォーグが出て来たとき、私は初めて、雑誌のサイズに関して真剣に考えるようになりました。良くできた雑誌は、読者にジャストフィットしています。通勤する人にとってもいいと思います。私はVマガジンの大きな版が好きですが、ハンドバックに入れるのには合わないですものね。

私たちはマット紙に印刷しています。ずっと好きだったのですが、今まで使う機会がなかったのです。これは本当に触り心地が良いです。ストーリーを語ったり、雑誌のバイオグラフィカルな面を言及する本や小説の紙のような手触りです。

フォントに関しては、それぞれのゲストエディターが好みのフォントを使います。私は、人にフォントを合わせようとするのが適切だと思ったのです。発刊ごとに決まったロゴを使わないことが、この雑誌での重要なことの一つです。このことは、それぞれの号にそれぞれの “パーソナリティ” があるというコンセプトを強調することに役立ったと思います。

ゲストエディター達は友人たちによって “公” にされた自分の生活をどのように感じているのでしょう?当惑はしていませんか?

個人によると思いますね。ここだけの話、ほとんどの人が “自分に関する雑誌” を持つということを気に入ると思います。私たちが彼らの友人にする質問や編集で、私生活を公にする “程度” を選択することができます。この人こそと思う人に断られたこともありました。私自身もゲストエディターになりたいかどうかは分かりません。

MEマガジンのメンバーを教えてください。

小さなグループです。広告担当のオカダ・マキコと全体の編集をするエンジェル・チャンです。二人にとっては趣味というより、それ以上のものでしょうね。二人ともフルタイムの仕事があるので、このプロジェクトに多くの時間を費やすのは大変です。二人が関わりたいと言ってくれるのが嬉しいです。どんなプロジェクトでも誰かのサポートを得るのは重要なことだと思います。

どこでMEマガジンを手に入れることができますか?

東京のユナイテッドバンブー、パリのコレット、アメリカの主要な都市にある大きな書店やミュージアムショップで手に入ります。北アメリカにディストリビューターがいますが、インターナショナルではありません。自分たちで配布するのはゆっくりで、しかも時間がありません。ウェブサイトからも入手できますよ。

ME Magazine
住所:126 Winding Ridge Road, White Plains, NY 10603
editor@memagazinenyc.com
https://www.memagazinenyc.com

Text: Jonathan Turner
Translation: Ayako Yamatomo

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鈴木将弘
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