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カウパレード東京 2003

HAPPENINGText: Yuki Ishida

今、丸の内一帯では、先日一周年を迎えた丸ビルを中心に、ウシウシウシウシ‥‥とにかく沢山のウシが見られます。これは、世界各都市でも開催されている、パブリックアートのイベント、カウパレードの作品。アジア初の開催地がここ、丸の内なのだ。


秋山具義「SOCCOW」

そこで誰もが感じる素朴な疑問、「なぜウシ?」。発祥地であるスイスで最もポピュラーな動物がウシであるということと、たとえまったく違う色や造形に変化しても、個性を失わずにいられる唯一の動物がウシなのだそうだ。言われてみれば、納得(かも)。


宇野亜喜良「カウガールズ」

グラスファイバー製の64頭のウシたちは、立ったり座ったり、塗られたり貼られたり。ではそのいくつかを紹介しよう。この道40数年、いまだ第一線で活躍中の宇野亜喜良の作品は、耽美的美女たちを赤い斑点状に配した「カウガールズ」(手前は浅葉克己の「祈り牛」)。


岩井俊雄「Another Time Cow」

メディアアーティスト、岩井俊雄の「Another Time Cow」は、ウシのお尻からその中を覗くと、映し出されている丸の内の街のシーンがちょっとだけゆがんだり遅れたりする、今回の中では数少ないインタラクティブな作品。

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