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DSOS1

THINGSText: Joerg Radehaus

DSツールと呼ばれている4つのプラグラムとは、具体的にどういったものですか?

ロブ: DSエレクトロニック・ワークメイト(EWM)は、アナログ・デザイン・シンセサイザーのエミュレーションのようなものです。あまり知られていませんが、タイポグラフィカル・シンセサイザー「モドゥレイト・エソテリック・イータイプ・クリエーター(MEEK)」の機能がベースになっています。ダイアルとスイッチの操作によって、ユーザーは、EWMでタイプフェイス、CDカバー、壁紙、フライヤーに至るまで作ることができます。


Left: Machines should not always be designed to meet human needs. Sometimes its more fun to fabricate a modular desire, rather than simply satisfying it. Software is exciting when ti reveals possibilitites which were unforessen by its programmers, and when users transform themselves as well as their work through its use.
Right: To ensure a 100% DSOS1 feeling, a range of enviromental assistants in the form of wallpapers and screensavers were developed. Some of the products presented on the following catalouge pages are to be found on the CD-Rom, the others can be downloaded at your leisure from the DSOS1 online library.

ミクストメディアに関するアイディアはどこから得ていますか?

ステファン:基本的なアイディアはそれほど新しいものではありません。タイトルから見受けられるように、テーマはオペレーティング・システムです。オペレーティング・システム・マニュアルモデルは、デジタル商品の便利なサプリメントをセットで販売しています。 DSOS1において、プリントと編集されたオンライン・メディアのクリエイティブな可能性はお互いにその範囲を広げつつあります。この関係はソフトウェア・アプリケーションとその取扱い説明書の間の類似点でもあります。

オンラインバージョンの DSOS1をユーザーが利用している間に、プリントバージョンのマニュアルを変えることもできます。マウスパットとして利用できる DSOS1の表紙は、引っ掻いたりちょっとよごしながら使ううちに、ユニークな変化を遂げるのを見るのも楽しみの一つでしょう。

デザイナーショックから DSOS1への発展は、シンプルで同質のものです。ウェブからプリントへの論理的なステップであるし、また原点に戻ることもできるのです。

結果には満足していますか?

ロブ:満足しています。突発的な恥ずかしさが後になってやって来てくれればいいな、と期待しています。

ステファン:正直、何か一つの事をやり終えたら、いつもこうしておけば良かった、と後悔しがちなのですが、 DSOS1でも同じでした。もしまた同じことをやるチャンスがあれば、全く違う方法でそれをやり遂げるでしょう。こう思うのはノーマルなことだと思います。プロジェクトを進行させている間、いつも誰かが斬新なアイディアを提供し、それが全く新しい解決法方に導いてくれる可能性を持っています。もしかしたらこれが、私が新しいプロジェクトを始める理由かも知れません。

ウェブサイトの入り口となる、このような本が、今必要とされていると思いますか?

ステファン:もちろん。マウスパットにもなるような表紙の本などいいと思いませんか!

ロブ:これはエレクトロニック製品でドキュメントを制作するのと同じことだと思います。物質的なものと非物資的なものの、ベストカップルのようなものです。この本は、冷たく壊れ易いオンラインの一部として、暖かく、触ることができ安定性のあるものであるべきなのです。プラクティカルなレベルとしては、この本を将来的にウェブサイトでも使えるように展開、修正して行きたいと思っています。本についている「デザイナーショック・ブースター・ツール」へのアクセスは、読者にとって、特別なアクセスを保証させる便利な方法でもあります。


Left: Despite its apparent formal reference to the 70s, DS Bees possesses its own autonomous and contemporary character. More than anything, it is the well-balanced curves which lend it its selfassured demeanour. The complimentary 3D-typeface DS BSWax excites with its diverse, little recesses and corners, and is reminiscent of sticky bees-wax
Right: DS Ticket was originally developed for the DD Boarding Pass. These passes can be filled out quickly using a laser printer. The peculiar shapes of this font are intended to produce an effect similar to that of “needle” printing. DS Ticket works particularly well at small point sizes. Its available at DSOS1.com for the first time as a free download.

何人でこの本の制作に取りかかったのですか?

ロブ:プロジェクトの基本的なアイディア、プリントされたアーチ状に描かれているデザイン、ウェブはステファンが出してくれました。コンセプトとテキストは3人で考えました。本の中には3つ、チャプターがあるのですが、おおまかでしたが担当を決めて取り組みました。私は、EWM (エレクトロニック・ワークメイト)、ステファンは、EPM(エレクトロニック・プレイメイト)、そしてビルテは、EDM(エレクトロニック・デコメイト)を担当しました。しかしそこにはもっと拡大できるものが沢山あったと思います。私達コア・チームの3人以外に、ウェブサイト制作にあたって、EPMのフォントゲームとスタートページを作ってくれたミカエル・クーフォル、 CGIプログラミング、サーバー・アドミニストレーション、デザイナーショック・ブースター・プログラミングのほとんどを手掛けてくれたクリストフ・シューステル、そしてEPMをプログラムしてくれたマイク・ケリーの3人の協力を頂きました。

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