ドリーム・インタラクティブ
PEOPLEText: Timo Linsenmaier
ブダペストを拠点に活動しているデザイン・カンパニー、ドリーム・インタラクティブ。最近、ハンガリー国内のトップ10ウェブデザイン・エージェンシーの一つとして選ばれた。ネットジェネレーション・カンパニーとして、ニューメディアを利用するクライアントが必要とする新しいサービスを提供している。2000年の春には、毎日更新される最新ニュースを掲載する、ハンガリー初のインフォメーションに重点においたウェブデザインサイト、「イナーシア」を発表。現在、世界をリードするデザイナーの作品を集めたグラフィックアルバム「800*600」の制作に追われるドリーム・インタラクティブ。代表のピーター・ハムザに話を伺った。
自己紹介をお願いします。
ピーター・ギオグニー、ソルタン・レホッシー、ピーター・ハムザです。ピーター・ギオグニーは、オンライン・デベロップメント・エージェンシーであるウェブドーグ・プロジェクトの創設者でもありデベロップメント・デレクターでもあります。また「イナーシャ」の共編者でもあり「800*600」のプロジェクト・マネージャーでもあります。ソルタン・レホッシーは「ドリーム・インタラクティブ」のリード・デレクターで、私達の良きアドバイザーです。
そして私が、イナーシャのチーフ・エディターのピーター・ハムザです。ドリーム・インタラクティブのアートディレクターでもあります。ドリーム・インタラクティブは、ウェブに関するサービスを提供する会社です。この他にも、私はデブレッセン大学でコンピューターサイエンスを学ぶ学生でもあります。主に本の編集を担当してます。
ドリーム・インタラクティブとウェブドウグプロジェクトについて教えてください。
ドリーム・インタラクティブは、1997年に、マーケティングの知識のあるインターネット好きの若者によって設立されたフルサービスの会社です。現在に至るまで “ネットベースのエージェンシー” と呼ばれながらビジュアルチームとして活動していました。と言うのも、私達は同じ国内でも別々の場所に住んでいたからです。当時はオフィス自体もなく、インターネットを通して連絡を取り合っていました。私達は当時学校に通っていましたし、時間などを気にせずに仕事ができるので、それはそれでやり易かったです。このことで、沢山のプロジェクトを成功させることができるのに気付きました。現在のドリーム・インタラクティブは、5人編成になっており、そのほとんどがブタペストにある新しいオフィスで働いています。それでもまだ小さいチームですが、私達は常に大量生産ではなく、クォリティーを重視しています。
完璧に新しいオンライン・デベロップメント・ビジネスの運営の方法と共に、ウェブドーグ・プロジェクトは、2001年に発足しました。綿密に練られたオリエンテントタイプのウェブコンサルティングを提供するこのプロジェクトは、オンラインマーケティングの計画を立てるわけでも、何が最新で何がそうではないのかについて教えてくれるものでもありません。もし、しっかりとしたアイディアとコンセプトがあるのならば、どのような可能性が現在のウェブテクノロジーの技術から、プラクティスに至るまでの転向可能なセオリーに利用できるかを示してくれるのです。
Design by Oliver Niemann
ハンガリーのウェブデザインの本家ともいえるイナーシアができたきっかけは何ですか?
かなりシンプルなのですが、ただ単にあらゆる分野のデザイン、特にウェブデザインに興味がある、ということです。 K10K、ホロデック73、シフト、その他デザイン関係のものは私の好きなサイトで、ずっとチェックし続けています。当時、ハンガリーにはウェブデザインに関するサイトがありませんでした。それで、作ってみようと思ったのです。作りはじめたのが1999年の終わりで、サイトが始まったのが2000年の春でした。沢山の強力なコミュニティーの人達がこのようなサイトを待ちわびていたように感じました。私達は、このサイトをとてもシリアスにとらえていますが、反面、楽しんでやっています。コミュニティーのメンバーから何か新しいアイディアをもらったら、すぐにサイトを展開させるために利用します。最近サイトに付け足したものというと、「ワン・アワー・コンテスト」セクションです。ここでは60分以内で適当に選んだ写真で何かをデザインしなければいけません。将来的には、このようなコンテストをインターナショナルなものにしていきたいと考えています。イナーシアは完璧に独立したものですし、次に何が起こるか、誰も予想がつきません。
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