明和電気
HAPPENINGText: Aki Ikemura
明和電機がパリのアニエスb.ギャラリーに登場。オリジナルでユニークな「製品」(作品)を制作・発表。それらを用いてパフォーマンスを見せてくれたり、オリジナル楽器を使ってのコンサート、テレビ番組に出演したりと幅広く活動している。
今や日本の国民的アーティスト(アイドル?)ともいえる明和電機は、土佐正道(社長)、土佐信道(副社長)の二人の兄弟で構成されていたのだが、パリ滞在中に社長が定年退職、前副社長が社長に就任した。
ということで、新社長と工員・見習いという3人でのステージとなった。会場はコンサートの始まる20分前くらいから混雑、中にはカタログを片手にしたマニアらしき人も。
パチモクを身につけた社長がスイッチを入れ、ウィングが開くと共に会場には笑いが。何曲か演奏し、「筑波バリバリ伝説」を最後に、隣の部屋に移動。オブジェのデモンストレーションが始まった。
銃の先にはさんであるりんごがぽとんと落下、「地球の中心に向かって落下」するという「ニュートン・ガン」(新製品)、100vの電流が流れる「放電魚」そして、もう一つの新作「マシンガン」を発表。マツモトキヨシで購入したシャンプーやクリームの入った試験管を壁に向かって撃ち、それらの液体はガンと壁を結ぶビニールの中で交わる、というもの。
このガンを発射中、ビニール(袋状になっている)は膨張し、中間地点で見張っている工員から危険サインが何度も出て、結局、途中で終わってしまった。(これはわざと?)
Maywa Denki Live
日時:2001年3月16日(金)
会場:Galerie Du Jour Agnes b.
住所:44 Rue Quincampoix, 75004 Paris
TEL:+1 (0)1 4454 5590
https://www.maywadenki.com
Text: Aki Ikemura