ロモ
THINGSText: Jerome Lacote
ロモ(LOMO)は、70年代にデザインされ、サンクト・ペテルブルグ(セント・ピーターズバーグ)で制作された、ロシア製のチープでオールドファッションなカメラ。そのロモが、90年代に再びブームを巻き起こした。この小さなカメラを使えば、誰もが技術なしで楽しく写真を撮ることができる。現在パリでも、ロモが大流行していて、ロモファン達の間では、アンダーグラウンドなビジュアルムーブメントとなっている。その教義は「DON’T THINK(考えるな)」だ。
『ロモグラフィーは、アナログ写真に対する新しいアプローチに取り組んでいます。静止画ではあるが、今やDJやVJ、数々のイベント、他分野をも巻き込んで成長しています。ロモは、デジタル時代においても、あなたの生活を導くインターフェイスなのです。』- ロモグラフィック・ソサイエティ
ロモの熱狂的なファン達は、ロモグラフィック・ソサイエティのウェブサイトでお互いを知ることができる。この膨大でかつ楽しいデータベースを通して互いの写真をシェアし、自分の「ロモホーム」を発表することができる。
ロモホームとは、ロモ中毒になると ロモラボが使用できるようになり、撮ったフィルムをスイスに送るだけで、数日後には、自分の撮った写真をオンラインで楽しむことができるというシステム。また、世界中のメンバー達から寄せられた楽しい記事を、楽しい写真と共に読むことができる。
僕の友人であるマットが週間ダイアリー「P-UP」を公開している。僕自身、それほどのロモファンという訳ではないが、熱狂的な写真の使い方を覗き見するのは好きだ。まだサイトを覗いたことがない人は、是非チェックしてみて欲しい。
Text: Jerome Lacote
Translation: Mayumi Kaneko