ジュリアン・マクドナルド S/S07
オンスケジュールだけでも、50を超える5日間のキャットウォークスケジュールのラスト。各国のプレスもエディターもフォトグラファーも、それはもう、こてんぱんにくたくただったに違いない。それでも、パークレーンのヒルトンホテ...
オンスケジュールだけでも、50を超える5日間のキャットウォークスケジュールのラスト。各国のプレスもエディターもフォトグラファーも、それはもう、こてんぱんにくたくただったに違いない。それでも、パークレーンのヒルトンホテ...
「フローラルワンダーランド」と呼ぶには、ささやか過ぎるんじゃないかしら。と、いうのが最初の印象だったジュリー・ヴァーホーヴェンの「セイントジェームズインブルーム」は、ロンドンシティワーカーの小脇に抱える必需品、経...
「BLOW-UP」といえば、60年代のロンドンを舞台に、いわゆる“スウィンギング・ロンドン”をスタイリッシュに、奔放に描いたカルトムービーである。その生誕40周年を記念した写真展が、フォトグラファーズ・ギャラリーで開催されてい...
旅に出たい。旅に出たい。今すぐ旅に出たい。でも、お金がないし、時間もないし、ボーイフレンド/ガールフレンドとのスケジュールも合わない。そんな現代人におすすめのエキシビジョンがロンドンで開かれている。「アラウンド・...
イギリスの写真好きなら、ここを訪れなければお話にならない。過去にコリーン・ディや、エレイン・コンスタンチンなどのエキシビジョンを扱う、フォトグラファーズギャラリーで、はじめての日本人フォトグラファ−の個展が開催され...
イーストロンドンの「スピタルフィールズ・マーケット」。日曜日のマーケットは、ニューデザイナーや、アーティスト、ヴィンテージラインのディーラーがストールを並べる、ロンドンで一番おしゃれなマーケットのひとつである。今...
ピンヒールにピンクのパンティ、それにシルバーのペイントのあるキャミソールを着た女の子が、椅子にのってランプのバルブを取り替えようとしている。それが、少し前まで、大型のブックショップやセレクトショップにまで、平積み...
デザインオフィスや、ギャラリー、スタジオのならぶショーディッチから、ほんの5分の距離だというのに、もうここはブローカーやバンカーのひしめき合う、金融とビジネスの中心地、お札の香のする場所、シティのど真ん中。そこに...
なにも、ミュージアムやギャラリーだけが、アートと出会う場所ではない。秋のロンドンは、アートフェアがまさに目白押しといった中、その開催場所が実にユニークである。 まず向かうのは、ロンドン中心地、トラファルガー・...
ロンドンっ子だけでなく、世界中のデザインハングリーな人々にとって、2003年以来、 9月の後半は大変多望な時期といえるだろう。 なにしろ今年の「ロンドンデザインフェスティバル」のオフィシャルガイドによると、 ロンドンのあらゆ...
昨年私は、ロンドンポリスのストリート・アート・クルーのメンバーであったギャレット・チョウにインタビューをした。そのクルーは解散してしまったが、ギャレットは今一個人のアーティストとしての位置を築いている。(彼はすで...
オプトロニカ・フェスティバルは、イギリスのサウンド・ヴィジュアルアートの進展にとって、何らかの跡を残した。“サウス・バンク”という大きな流れの中にいるたくさんの世界的なVJやエレクトロニックミュージシャン、ビデオアーティ...
ホワイトチャペルの裏通りで、エラスティック・レジデンスのわかりにくい境界線に踏み入る。ドメスティックギャラリーとパブリックギャラリーの狭間のアートという曖昧さを目にしながら、私たちはここで人間のインドアとアウトド...
ほんの10歳くらいの男の子に、『プログレスってなんだと思う?』と、訪ねられたことがある?わたしはある。ティノ・セーガルのエキシビジョンの、最初の展示室に入ったところで。 エントランスでプレスパスを見せると、受付の女...
ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ヨーガン・エヴィル・イクヴォルは自分で作り上げた宇宙船で冒険を始めたところだ。 彼のスタジオでもあるその宇宙船に足を踏み入れると、内部は煌々と輝いていて、この計画に費やした苦...
2004年11月、テイト・モダンの敷地内に、ひっそりと現れたのが、シュリンキング・チャイルドフッズ展。開催当初は案内板が地味で見つけにくかったが、マスコミで話題を呼ぶに従い、数回を経て人目を引くものに置き換えられた。 幼...
今年の夏、TVの広告スポットでこんな映像が流れるようになった。サラ・リバーズという架空の若いセレブが「デパートで買い物中にスカウトされたの。ほら!私の家を案内してあげる。」とゴージャスな家の部屋の様子が次々と写し出さ...