ティノ・セーガル「プログレス」展
© Tino Sehgal ほんの10歳くらいの男の子に、『プログレスってなんだと思う?』と、訪ねられたことがある? 私はある。ティノ・セーガルの展覧会の、最初の展示室に入ったところで。 エントランスでプレスパスを見せると、...
© Tino Sehgal ほんの10歳くらいの男の子に、『プログレスってなんだと思う?』と、訪ねられたことがある? 私はある。ティノ・セーガルの展覧会の、最初の展示室に入ったところで。 エントランスでプレスパスを見せると、...
ピンヒールにピンクのパンティ、それにシルバーのペイントのあるキャミソールを着た女の子が、椅子にのってランプのバルブを取り替えようとしている。それが、少し前まで、大型のブックショップやセレクトショップにまで、平積みで置...
デザインオフィスや、ギャラリー、スタジオのならぶショーディッチから、ほんの5分の距離だというのに、もうここはブローカーやバンカーのひしめき合う金融とビジネスの中心地、お札の香のする場所、シティのど真ん中。そこにヒスコ...
なにも、ミュージアムやギャラリーだけが、アートと出会う場所ではない。秋のロンドンは、アートフェアがまさに目白押しといった中、その開催場所が実にユニークである。 まず向かうのは、ロンドン中心地、トラファルガー・スクエ...
ロンドンっ子だけでなく、世界中のデザインハングリーな人々にとって、2003年以来、 9月の後半は大変多望な時期といえるだろう。 なにしろ今年のロンドン・デザイン・フェスティバルのオフィシャルガイドによると、 ロンドンのあらゆ...
昨年私は、ロンドン・ポリスのストリートアート・グループのメンバーであったギャレット・チョウにインタビューをした。そのグループは解散してしまったが、ギャレットは今一個人のアーティストとしての位置を築いている。(彼はすで...
オプトロニカ・フェスティバルは、イギリスのサウンド・ヴィジュアルアートの進展にとって、何らかの跡を残した。「サウス・バンク」という大きな流れの中にいる沢山の世界的なVJやエレクトロニックミュージシャン、ビデオアーティス...
ホワイトチャペルの裏通りで、エラスティック・レジデンスのわかりにくい境界線に踏み入る。ドメスティックギャラリーとパブリックギャラリーの狭間のアートという曖昧さを目にしながら、私たちはここで人間のインドアとアウトドアの...
ロンドンを拠点に活動するアーティスト、ヨーゲン・エヴィル・イクヴォルは自分で作り上げた宇宙船で冒険を始めたところだ。 彼のスタジオでもあるその宇宙船に足を踏み入れると、内部は煌々と輝いていて、この計画に費やした苦労...
2004年11月、テート・モダンの敷地内に、ひっそりと現れたのが、「シュリンキング・チャイルドフッズ」展。開催当初は案内板が地味で見つけにくかったが、マスコミで話題を呼ぶに従い、数回を経て人目を引くものに置き換えられた。 ...
今年の夏、TVの広告スポットでこんな映像が流れるようになった。サラ・リバーズという架空の若いセレブが『デパートで買い物中にスカウトされたの。ほら!私の家を案内してあげる。』とゴージャスな家の部屋の様子が次々と写し...
毎年初旬に最先端を行くギャラリーを一堂に集めて行われるロンドン・アートフェア。前回は、93のギャラリーが集まり、現代アートを中心に限定版プリントから絵画、彫刻、写真そしてインスタレーションにいたるまで、下は250ポンド(約...