アンノウン・アジア 2019

HAPPENINGText: Taketo Oguchi

アジア最大級のアーティスト・アートフェア「アンノウン・アジア」が、去る10月26日、27日にかけてグランフロント大阪にて開催された。今年で第5回目の開催となる本イベントには、日本のみならず中国、台湾、香港、韓国、タイ、マレーシア、インドネシアなど10の国と地域から集まった過去最多となる総勢290組のクリエイターが出展し、プレビューを含む3日間で約13,000名の来場者数が訪れた。


会場風景 © UNKNOWN ASIA

作品展示だけでなく、25名の審査員と200名を超えるレビュアーが参加し、作家に投票を行い、賞を与え、副賞として作品発表の機会やサポートなど、活動の機会を与えるのが、本イベントの大きな特色になっている。今年からは「六甲ミーツ・アート」や「KG+」といった関西のアートイベントとも連携を図り、さらなる発表の機会を広げている。


Mirim Chu © UNKNOWN ASIA

審査員の投票を最も多く集めた作家に与えられる今年の「グランプリ賞」は、韓国のミリム・チュウが受賞。得意のピクセルを用い、独自の解釈でアンノウン・アジアの拠点である大阪の街を再構成した完成度の高い表現力が、多くの審査員やレビュワーから評価された。
また、レビュワーの最多投票によって選ばれる「レビュワー特別賞」は日本のCOOL氏、一般来場者が選ぶ「オーディエンス賞」は、高畠秀が受賞した。

続きを読む ...

【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
MoMA STORE