マナカ・プロジェクト

PEOPLEText: Ari Matsuoka

環境保護を提唱するファッションブランドも年々増えてはきているが、審美眼の肥えた消費者にとって、勿論デザイン性の高さも非常に重要視する部分である。

オリジナルのグラフィックがプリントされたこちらの鮮やかなスカーフは、インドのジャールカンドを拠点とするコクーン社のオーガニックシルクを使用しており、殺虫剤、殺菌剤、遺伝子スプレーなどを一切使用せずに育てられた蚕から取れた糸のみで作られている。
こちらは、ブラックコーデでシンプル・モードなスタイルが得意なベルリナーや上品なマダム層に人気が高かった。

また、レイラ・デ・ミュが手掛けるジュエリーは、どこか日本の “縄” を彷彿とさせるデザインで、こちらも一つ一つハンドメイドで作られている。
これらのサスティナブルなアイテムたちは、シンプルでありながら長く愛用できるアイテムでも、これからの新しいモードの形としてファッションにおける製造過程や社会的な課題を消費者が把握していくこととなるだろう。

ポップアップではサンドイッチやスイーツや種類豊富なアルコールワインにビールなど、招待された人たちは、ケータリングを楽しみながらエシカルなビジネス話を繰り広げていた。

個人的に一番のサプライズだったのは、ドイツが誇る音楽プロデューサーのへンリク・シュワルツがゲストDJとしてプレイしていたことだ。ちゃっかりと後で写真を撮ってもらったことは言うまでもない…。

今もなお、華やかな一過性のトレンドは物凄い早さでアップデートされ続け、そして毎年物凄い量の洋服が破棄されている。ただ一般消費者にとって、単純に「ファストファッションは悪だ」と言い切れないのも事実なのかもしれない。まずは私たちが身に着けるものの製造背景を認知するところから始めてよう。

サスティナブルファッションは、ただハイセンスだけでなく、私たちが着用することで、環境面のみならず労働や社会に対してもほんの少しだけ見つめ直すきっかけになるのかもしれない。

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Text: Ari Matsuoka
Photos: Ari Matsuoka

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