日本ポーランド現代美術展「セレブレーション」

HAPPENINGText: Amelia Ijiri

セレブレーション」展は日本とポーランドのアーティストによる現代美術展。2019年5月18日から6月23日まで、京都芸術センター、ロームシアター京都、ザ ターミナル キョウト、特別展示として世界遺産・二条城の京都の4つの会場を舞台として行われた。セレブレーション展では、21組の新進気鋭作家、中堅作家たちが日本ポーランド国交樹立100周年も振り返りながら、私たちの住む世界や望む未来を映し出すような作品を展示した。


笹岡由梨子《Gyro》(京都芸術センター)撮影:来田猛 © Kyoto Art Center

本展はコラボレーションと反照をテーマに開催され、作家同志が「生きた対話」をすることで、互いに学び合うことができる。注目作品のひとつは、ウーカシュ・スロヴィエツの《怠け者には悪魔がいたずらをさせる》だ。これは余暇の人間の行動の価値を考察し、作品タイトルの日本語訳を毛筆の筆致で描く動きを捉えた作品。映像インスタレーション作家の笹岡由梨子は、パペットなど様々なキャラクターを創りだし、仏教やヨーロッパの宗教的な「赦し」をユーモラスに表現し、独特の世界観をつくった。


東影智裕《在る》(京都芸術センター)撮影:来田猛 © Kyoto Art Center

もう一つのテーマは、感性的特質、季節や時代の移ろいを敏感に感じ取り、変化する姿に「もののあわれ」を感じる、つまり両国共通の刹那的美意識だ。元小学校を改装した京都芸術センターには、廊下の窓の棚や生け垣など様々な場所に東影宏広のうさぎの彫刻作品が置かれ、ザ ターミナル キョウトでは流木の上からもこの生きているかのようなうさぎが通行人をじっと見つめていた。


ロベルト・クシミロフスキ《BIRDMAN》(京都芸術センター)撮影:来田猛 © Kyoto Art Center

京都芸術センターのテラスでは、ロベルト・クシミロフスキが「鳥人間」となり、人間サイズの巨大な巣箱にとまって鳴くパフォーマンスを行った。

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