パリ・デザイン・ウィーク 2011

HAPPENINGText: Shotaro Okada

バカンスシーズンも終わり、新学期を迎えたパリ。その初々しさも一段落した9月12日〜18日に「パリ・デザイン・ウィーク 2011」が開催された。

パリ・デザイン・ウィーク 2011

これは、「メゾン・エ・オブジェ」というインテリア、雑貨の国際見本市に合わせ、パリにあるデザイン施設が一同に会し、多くのイベントを行なうお祭りのようなもの。そして、今回は記念すべき第一回目。期間中は、メトロの入口にポスターが貼られたり、参加する施設の横には旗が置かれたりと街に彩りを添えていた。

施設に対する知識がなくても、デザイン、フード、ファッション、デコ、アートと5つのセクションに分けられ、詳細はインターネットや無料配布されるガイドブックに明記されているため、自らの興味本位で巡ることができた。

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期間中に行なわれるイベントは展示会やカクテルパーティなどがあり、気軽に参加することができるのが嬉しい。セレクトショップ、「メルシー」では「素顔の日本」展が催され、終日人が絶えない様子。天井からは鯛を模したソープが吊るされ、ユニークな印象を与えていた。

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「素顔の日本」展は名前の通り、日本のプロダクトに焦点を当てたイベントで、日用品から伝統工芸品に至るまで、あらゆるものが品良くまとめられていた。店内には無印良品のコーナーも設置。日本のプロダクトの飾らなさを「素顔」に重ねており、置かれた品々は「メルシー」のフラットな雰囲気と調和していた。

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「メルシー」と同じく、3区に位置するギャラリー、「ア・グラス・ハウス」では、照明を用いたインスタレーションが行なわれた。どことなくSFを思わせるものが多く、全体的にシュールな印象。背後で宙に浮かぶ照明は、凧を彷彿とさせた。

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また、今年に日本進出を果たしたオーガニック・カフェ、「ローズ・ベーカリー」も名を連ねていた。参加店の「ローズ・ベーカリー・カルチャー」は「ラ・メゾン・ルージュ」という現代アート施設のなかにあり、2010年10月以降、3ヶ月ごとに内装が変わるのが特徴。期間中は、内装を手掛けるロデリック・フライのトークショーが行われ、「パリ・デザイン・ウィーク・ランチボックス」という特別メニューが用意された。

他にも、建築家ジャン・ヌーベルによる、インテリアデザインに特化したスペース、「ジャン・ヌーベル・デザイン」のオープニングや、「レクレルール」によるカクテルパーティに足を運び、多いに楽しむことができた。

パリ・デザイン・ウィーク 2011は、デザインの博覧会のような仰々しさはなく、各々がショップやギャラリーをまわることによって、パリの新たな側面を見ることができる良い機会であった。

パリ・デザイン・ウィーク 2011
会期:2011年9月12日〜18日
会場:パリ市内各所
http://www.parisdesignweek.fr

Text: Shotaro Okada
Photos: Shotaro Okada

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