
上海にあるオランダ文化センターの、800ショウ・パビリオンにて、オランダの一流ファッションデザイナー、アレクサンダー・ファン・スロッベが10人のオランダ人と中国人デザイナーを束ね、東洋と西洋が融合した華やかなファッションショーを開催した。発表された作品はすべて手仕事によるもの。ファン・スロッペのアーティストチームが5月5日から制作を始め、3週間に及ぶ奮闘の末に完成したこれらの作品は、順にオランダ文化センターで展示される。
若きオランダ人デザイナー、デザレー・ハモンドはこう語っている。『私たち10人みんながこの展示を大いに楽しみにしています。今回展示する20以上のアイテムはすべて17世紀のオランダの黄金期や、中国の伝統的な要素にインスパイアされたもの。東洋と西洋が融合した春夏コレクションのラインを制作しました』それぞれのデザインはすべて、多くのデザイナーの協力によって出来上がったものだ。さらに裁断から刺繍に至るまで、すべてデザイナー個人が仕事をしている。

アレクサンダー・ファン・スロッベの洋服デザインはエレガントでピュア、控えめで閃きにあふれ、しかも最高に着やすく、オランダのファッション業界のなかでも極めて重要な個性を放っている。また現代の大多数のレーベルとは違い、彼は一貫して限定生産を貫き、すべてオランダ国内での手縫いにこだわってきた。また現在では使われなくなってきている伝統的な職人技の型を用いることで、パーツ本来の性質に独自性が加わっている。今回のショーで、SHIFTはこのオランダのファッション業界を牽引する彼に直接、話をうかがう機会を得た。
ファッションデザインに興味をもったきっかけはなんですか?
家族です。ファッションが大好きだった母や姉妹と一緒に育ったから、彼らがおしゃれな服を着ているのを見たり、一緒に買い物に行ったりしているうちに、ファッションへの興味を刺激されました。そのとき私はたった9歳でしたが。
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orson+Bodil collection
デザインのインスピレーションはどこから得ますか?
ミニマリズムから。それと抽象的なものから。
洋服をデザインするときに1番好きな素材はなんですか?またそれは何故ですか?
ウールです。すべての素材のなかで、唯一ウールは音をたてません。シルクは音が鳴るし、綿もそう。でもウールは違う。ウールはピュアでエレガントなのです。
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New Luxury series
あなたにとってファッションとは?
いろいろです。ファッションは私に生きる実感を与えてくれます。それは時間や場所に関係なく、「今現在」と「ここ」でのことです。

3語でアレクサンダー・ファン・スロッベというブランドを表してください。
シンプル、エレガント、ピュアな色彩。
オランダと比べて、上海のファッションについてどう思いますか?
私はここのファッションが大好きです。特に通りで見かける年配の人のファッションが好き。ファッションに熱心なオランダ人と違って、ここの人たちは服を着るとき、余計な気を遣いません。ある日はニットのタンクトップにカーディガン、綿のパンツといったように、彼らの洋服はある種、無関心に見えます。私にとって、このことは非常に大切で、美しく、個性的に感じます。また彼らの大胆な色づかいも好きで、これはオランダでは見られない光景です。

上海についてどう思いますか?
私は上海はもちろん、特に料理が大好きです。中国料理は本当に最高だと思います。30年前、香港で仕事をしていた時ここに来たことがありますが、今の上海は当時とは全く異なり、同じ場所とは思えないほどです。また中国人もとてもフレンドリーで親切で大好きです。
今回のショーで展示される洋服についてご紹介下さい。
今回展示するものは私の作品ではありませんが、10人の若手オランダ人と中国人デザイナーによるコラボレーションの成果です。彼らは3週間、ともに苦労しながら今回の美しい春夏ラインを完成させました。計20作品はそれぞれ、オランダの黄金期や中国の伝統的な刺繍とテキスタイルに影響を受け、制作されたものです。
Alexander van Slobbe Fashion Show
会期:2010年5月18日〜27日
会場:The Dutch Cultural Centre
住所:Pavilion 800, 800 Changde Road, Shanghai
TEL:+86 150 2657 5312
http://www.2010dcc.com
Text: Hailey Meng
Translation: Saori Hashiguchi