第3回ピクトプラズマ・カンファレンス

HAPPENINGText: Ayako Yamamoto

キャラクター。アイコン。コミック。アニメ。ロボット。アンドロイド。

ベルリンの街、いたるところに貼られているイベントのポスターの中で、一際目立つものがあった。今年で3回目を迎えるピクトプラズマ・カンファレンスのポスターだ。目と口、3つの楕円を組み合わせたシンプルなキャラクターで知られるボリス・ホペックのものだ。人々の目に止まり、記憶に残る、そんなキャラクターの持ち味が発揮されていた。

第3回ピクトプラズマ・カンファレンス

2004年に初めて開催されたこのイベント。アーティストやデザイナーたちの、アイコンを使ったキャラクターへのアプローチを共有することを目的としている。ベルリンの真ん中にある巨大な公園ティアガルテンに位置する「世界文化の家(Haus der Kulturen der Welt)」を会場に、2009年3月19日から21日までの3日間にわたり、世界各国から招かれたアーティストたちのプレゼンテーション、シンポジウム、100を超えるアニメーションのスクリーニング、ワークショップなどが開かれた。また同時に展覧会が開催された。

冬が長く続く今年のベルリン。それでもようやくクロッカスのつぼみがふくらみはじめたティアガルテンの中に流線型の綺麗な建物がある。会場となった世界文化の家だ。カンファレンス初日の19日は天気に恵まれ、キャラクターの顔がついた色とりどりの旗が風にはためいていた。続々と集まる人々の間には多くの言語が飛び交い、このイベントの注目度が伺われる。

第3回ピクトプラズマ・カンファレンス

入るとすぐに、フロリダのデザインユニット、フレンズウィズユーの作品群が出迎えてくれる。柱を囲む四角と、柱を縫うように置かれた巨大な積み木のようなシンプルなデザインだが、絶妙な色と目鼻がついて、わくわくとした雰囲気をつくりだしていた。

初日のプログラムは10時半からはじまり、14時のアーティストプレゼンテーションは200人以上の人々で席が埋まった。
ボリス・ホペックは、本人ではなく友人たちが彼との交流や作品を紹介。スクリーンに、アートフェア、ギャラリーでの展示風景、バルセロナでのグラフィティ、スペイン南西部カディスでの移民をテーマにした作品が次々と映し出され、幅広い活躍に観客は食い入るように見入っていた。

第3回ピクトプラズマ・カンファレンス

次にアルゼンチン出身のイラストレーター、ガストン・カバが、かわいい帽子をかぶって登場。自らつくりだしたキャラクターたちの中から抜け出たような風貌で、手振り身振り声音を変え、会場に笑いを巻き起こし、最後はギターの弾き語りで観客を魅了した。

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