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オーバーチュア

PEOPLEText: Yurie Hatano

様々な作品に、かわいい生き物のキャラクターが沢山登場していますが、それぞれに名前などはありますか?いくつか紹介してください。

Overture
Chim & Harold © Overture

「チムとハロルド」
チムは砂漠に住み、外気に触れる部分はテラコッタの様な肌を持っています。薬草を摘みながらセサミという名前のバーを経営しています。ハロルドは長い毛を持った、世界を旅するパフォーマーです。行く先々で珍しい物語を話したり、ジャグリングをしたりして生計を立てています。ある日、チムの住む砂漠にハロルドが迷い込み、チムのバーで暮らす事になり物語が始まります。2006年、物語の導入部になる短いアニメーションを作って、大分での個展「SWEAT LODGE」で発表してます。

Overture
Ding Dong Yeahs © Overture

「ディン・ドン・イエァーズ」
ヤマブシ茸の素晴らしさを伝えるために作ったキャラクターです。いろんな作品に紛れて登場しています。

Overture
Shift cover © Overture

今月のSHIFTカバーのコンセプトは何ですか?

「SHIFT」です。人々の意識や価値観が大きく変化(シフト)する時に、心の中に姿を現す “神秘の山小屋” というものをイメージしています。“神秘の山小屋” は、新たな道を探して今までとは違うルートを通る時のスタート地点となる場所です。そこで今までの衣服を脱ぎ、本を置いて、出された食べ物を食べ、地図でルートを確認し、服を着替えて荷物を詰め、入ってきたのとは違うドアから出ていきます。それぞれの人にとっての新しい時代が始まりを告げ、静かにゆっくり、でもはっきりとした変化が訪れた時に見えて来る風景です。転機ですね。

今後の展示や上映の予定など教えて下さい。

現在制作中のハウシュカのアニメーションの二作目「Bryum & Kapok: An Idea」が、一作目と同じく、アメリカの音楽情報サイト「Pitchfork」で近々プレミア上映の予定です。三作目は来年の完成を予定してます。

映像・平面作品問わずいろんな企画に参加していきたいです。そして、キャラクターの所で紹介したチムとハロルドの出演する長編アニメーションにも取り掛かりたいと考えていて、現在スポンサーを探している所です。

SHIFT読者にメッセージをお願いします。

Bryum & Kapok: A Memory」見て頂けたでしょうか。今現在、あと二作を制作しています。話の続きが気になった方、何かの理由で気に入ってくれた方、どうぞ楽しみにしててください。感想などもお気軽にメッセージくださいね。ここで見て頂いた事をきっかけに、また新しいプロジェクトやコラボレーションの機会に恵まれたら嬉しいです。作品を見て気になった方はメッセージなどいただければと思います。

Text: Yurie Hatano

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