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第27回 デザイン・フェスタ

HAPPENINGText: Tatsuhiko Akutsu

アジア最大級のアートフェスティバル、デザイン・フェスタの季節が今年もやって来た。5月17と18日の2日間にわたり開催された、お馴染みのこの祭典。当日は夏を感じさせる一点晴れ。暑さと会場を埋め尽くす人の熱気に溢れる東京ビッグサイト。一歩踏み入れれば、気分は一気にお祭りムードだ。

第27回デザイン・フェスタ

今回で27回目を迎えるデザイン・フェスタ。日本のみならずアジア・ヨーロッパ・アメリカなど世界28カ国からアーティスト約7000名が出展し、アート・ファッション・音楽を中心に様々なジャンルで自らを表現する。その規模は回を重ねるごとに大きくなっており、まさに参加者と共に成長を遂げるイベントだ。

第27回デザイン・フェスタ

今回4度目の出展となる伊藤靖彦氏は、和紙のちぎり絵という伝統的な手法で一際目を引く作品を展示していた。色付き和紙という素材を用いることで、一見インパクトの強い題材も柔らかくアンニュイな雰囲気に仕上がっている。『見る側と作る側の垣根を越えた関係、そこから自分をモチベートできることがこのデザイン・フェスタの最大の魅力だ』と語る彼は、このデザイン・フェスタをきっかけに個展などを開催し「自分への先行投資」という意味で、若いアーティストにとってのこのデザイン・フェスタという場所を主張していた。

第27回デザイン・フェスタ

懸命に書道紙に筆を滑らせる小出萌乃ちゃんは小学校5年生(10才)のアーティスト。17種類の甲骨文字からリクエストに答え、好きな文字をその場で書いてくれる。ある時目にした甲骨文字の形に幼いながら魅了され、今回その魅力を伝えようとデザイン・フェスタに出展したそうだ。様々な文字の意味を必死に伝えてくれるその目と紙に向かう真剣な姿勢は、一人前のアーティストとしての心意気を感じさせた。老若男女を問わず「表現したい人は誰でも歓迎する」スタンスもデザイン・フェスタの魅力の一つなのだ。

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