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HAPPENING

10月のとある日、ギャラリー「アイビーム」に入るや否や気がつくものは、宙に浮く、巨大な白いボール。その下には、フロアに敷かれた大きなビデオプロジェクター。それが映し出すメッセージは、「どうして生きているの?」

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かなり奇妙な歓迎だ。それが、この秋のインターフェレンス展の間に開催された、沢山の文字やイメージの中のひとつで、アーバルーンによって映し出されているもだということが分かる。その展示は、アイビームギャラリーの10周年記念を祝う展示会のひとつで、 アイビーム所属アーティストの回顧展でもある。風船はユニークなもので、ノートブック・パソコンとビデオプロジェクターが組み込まれており、アーバルーンのサイトから提供された内容を、リアルタイムで投影することができる。アーバルーンは2002年にカルロス・J・ゴメスによって創られたもので、本来は広場や公園などの野外イベント用にと考えられたのだが、アイビームのような天井の高いスペースにもよく合うプロジェクトとなっている。

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インターフェレンス展のオープニングの夜

アーバルーンの統計データによると、世界各地の3456人もの人々が、9月から11月の間にウェブサイトを訪れコンテンツを提供している。最も多かったのは、アメリカ、イギリス、カナダ、ベネズエラ、ブラジル、シンガポール、ドイツ、ポルトガル、スペイン、オーストラリアの順である。

人々の提供したコンテンツは、広い分野を占めるものとなった。オハイオ、オーストラリア、パリのユーザーからは、「〜からのあいさつ」といったメーッセージが沢山送られている。他に目につくテーマは、恋愛、秘密の気になる人、ヘイロー3の告白や、ウェブサイトの広告などがある。

例えば以下のようなものがある。

1+1=1(シドニーより)

「ぴーちく鳴くギンバシが窓枠にとまった。パンくずでなだめすかしながら、そのうるさい小さな頭を握りつぶした。」(イギリスより)

「ニューヨークは、私が全てを失い、全てを残してきた街だ。」(ノルウェイより)

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Urballoon、ニューヨークシティ、2004年

11月1日、参加者達が映像と文字とでニューヨークシティを表現するために望んでいた、アーバルーンの野外一日イベントが予定されていたのだが、悪天候のために中止となってしまった。強風のため、予定通りのパフォーマンスは難しく、野外インスタレーションが意図されたものとしては不運であった。天候を意のままにすることはできないが、もっと大きめの風船、もしくはもっと良い投錨方法があれば、次回よりよいプロジェクトとして実行することができるだろう。いや、もしくは、ある絶好の静かな夜に、公園で、アーバルーンが宙に浮かび、メディアのかがり火を映し出しているのを目にすることがあるかもしれない。

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会期:2007年9月26日〜11月10日
会場:Eyebeam
住所:540 W. 21st Street, (between 10th and 11th Avenues), New York, NY 10011
TEL:212.937.6580

Text & photos: Carlos J. Gomez de Llarena
Translation: Fumi Nakamura

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