
アートは自身を反映するもの。ファッションが大好き。
今月の表紙を飾るロンドン在住のギ・ミャオ。若干5歳にして母親の口紅と泥を使って『アート』することから、彼女の輝かしい経歴が始まった。
彼女のアートに対する強い情熱は、一つ一つの作品や自身が手がけるホームページを見れば一目瞭然である。またウェブサイトやプリントデザインに自身の作品を提供するなど、精力的に活動を続けている。週末にはロンドンのコロンビアロード・フラワーマーケットでの散歩を楽しみ、自身に自問自答する時間も大切にしている。
まずはじめに、自己紹介をお願いします。
5歳くらいまでは、『絵を描く』という行為が何なのか、全く理解できていなかったと思います。母親の口紅や汚い泥など、身近に手に入れられるものを使って、よくベッドルームの壁にいたずら書きをしていました。そんな事が続いていたからか、後に母が絵画レッスンへ連れて行ってくれるようになりました。その後12年間ほど様々なアートスクールへ通い、最終的にはファッションデザインとマーケティングの学位を取るために、ロンドンのセントマーティンズへ入学しました。
アーティストとして活動を始めたきっかけは何ですか?
昨年セントマーティンズを修了したのですが、卒業制作のイラストレーションがロンドンインスティチュートの「ニーナ・ドゥ・ヨーク・ファッション・イラストレーション・アワード」にて賞を取ることができました。
評価して下さった方や周りの人々が、私と同じくらい私の作品を楽しんでくれているというのが肌で感じて嬉しかったです。その後とあるミーティングで知人が出版社を設立することを知り、自分のキャリアを考えてもいいチャンスだと思い、制作側として参加するようになりました。

最近の作品やプロジェクトをいくつか紹介してください。
今はゲシュタルテン(DGV)の新しいブックプロジェクトとなる、「イラスティブ2」に参加しています。

今月のSHIFTカバーについて制作の背景を教えてください。
ピンアップガールズ! ずっとピンアップガールズを描きたかったですね。とにかくカバーはオモシロくてセクシーにした方が絶対良いと思っていたので。

趣味や仕事以外ではどんな事をして楽しんでいますか?
私はオフィスも住まいもロンドンなので、毎週日曜はきまって愛犬と一緒にコロンビアロード・フラワーマーケットへ行っています。キレイな花と優しい人たちに囲まれてのんびりした休日を過ごす…、これ以上にリラックスできる休日はないですね。たいがい様々な色のランや、ピンクのユリをたくさん買って帰ります。午後にはハロッズ近くのラドゥレー・カフェで友達とゆったり過ごしたりもしますね。

ご自身の作品に最も影響を与えるもの、人、事柄は何ですか?
特にはないですね。単にその日に感じるものかもしれませんし。必死になって何かを探したり、調べたりすることもないですし。自分のイラストレーションにフレームを持つこと自体が嫌いですね。

ご自身の作品は、あなた自身の反映だと思いますか?あるいは、アートはある種ご自身の人生の通気孔だと思いますか?
もちろん自身の反映だと思います。作品を見て頂ければ分かると思いますが、私はファッションが大好きですし、色彩にこだわったりグラマーな描写なども大好きですね。
あなたにとってドローイングやペイントの原動力は何ですか?
いつも描いているから自分ではよく分からないですね。多分自分自身への満足感と、周りの方々の好意的な評価のおかげですね。

ご自身以外で好きなアーティストはいますか?またその理由は何ですか?
最近はオナー・C・アプルトンやロナルド・サールといった、昔のイギリスのイラストレーターが好きです。彼らの作品は穏やかで美しく、とてもリラックスできると思います。またユーモアたっぷりで、全て手描きで構成されていますし。こそこそ真のドローイングという感じで引き込まれますね。
今後の活動予定や、計画はありますか?
夏休みにはビッグアップル(ニューヨーク)へ遊びに行きます。

最後に読者にメッセージをお願いします。
物事をあまり深刻に捉えすぎないで、今やっていることを楽しんで!
Gi Myao
住所:Unit 22, Chocolate Studios, 7 Shepherdess Place, London
TEL;+44 20 07748324251
Translation: Naoko Kawaguchi