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ROJO®スマート

HAPPENINGText: Irene Serpa

最近のバルセロナはほんとに暑い。全てがワールドカップに染まっている。まさに至る所で!!!そんな日にテラスで飲むビールは最高。ちょっと前にバルセロナの街で、ROJO®スマートのイベントについてのいくつかのフライヤーを目にしてから、新しいROJO®プロジェクトのオープニングイベントに行ってみようと思った。単に興味があったからというだけでなく、限定雑誌と様々なサプライズやプレゼントがもらえるとフライヤーに書いていたからである。私はプレゼントが大好きなのだ。

今回のROJO®プロジェクトはバルセロナとベルリンにある二つのギャラリーで開催され、その同じ日にはブレッド&バターのファションショーも行われた。このプロジェクトでROJO®は、スマートと共同で、「ROJO®スマート」展を制作した。

オープニングイベント当日、ラバル地区の中心地にある産業ビルの中で、そこにいたほかの三人と一緒に天井のないエレベーターに乗って四階に向かっていた。中は暑かったけれど、会場に近づくにつれて沢山の人がイベント初日を楽しんでいる。そんな心地の良い音が聞こえてきた。それまで聞いたことのない穏やかな音楽も流れている。どうやら素晴らしいイベントに来た予感がした。

会場には沢山の人がいて、赤い壁に40ぐらいのアートワークが展示されていた。その半分は20人のアーティストがペイントした車のドアパネルの写真で、このアーティストたちは、ROJO®スマートの限定雑誌のためにもオリジナル作品を提供している。全ての作品がお互いに関連していて、それでいてとてもROJOっぽい。ガラスの張られていないスマート車の運転席から音楽が流れている。このアーティストたちはすごい。でも何か飲みたい。ここはとても暑いのだ。

冷たい飲み物を待っている間、いくつかのテレビモニターに映し出されているビデオを眺めていた。バーテンダーにこれが何なのか聞いてみたけれど、彼はよく分からない様子。でも数分したらそこにワールドカップの準決勝が放映されるとのこと。そのニュースのせいか暑さのせいかは分からないけれど、とにかく新鮮な空気が吸いたいと思った…。

テラスへの長い行列ができていたので、もうすこし会場内を散策することにした。いくつかの作品はボリス・ホペックTVボーイのものだとすぐに分かったけれど、そのほかの気になる作品は誰のものかは分からなかった。

最後の部屋で女の子が白と黒のバックをみんなに手渡している。雑誌だ!もう忘れかけていた。もらったバックの中には約束通り「ROJO®sスマート」展の雑誌と、スマートからのおもちゃやプレゼントが入っていた。やった!雑誌を開くとそこにはこの会場には展示されていないアートワークものせられていた。ニースデン・コントロール・センターレス・メンタリー・ブラザーズ、そして ディバの作品は特に良かった。ハビエル・トレスがペイントしたドアも素晴らしくて、もうそれ自体がアートである。このドアはイベントを宣伝するための十種類のポストカードにも使われていて、まさにその雰囲気にぴったりだった。

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