GO GAGA

HAPPENING


GO GAGA」とはリトアニアで行われている移動型オーディオビジュアル・イベントの略称である。モダンな視覚、音の旅をよく知られた都市のスペースで組織立てていく試みを行っている。主催は「Partyzanai」のDJと「RUT RUT」コレクティブによるもの。

「GO GAGA」のイベントの中で表現された音楽はドイツとイギリスからのエレクトロニックダンスシーンと強いつながりがある。これらの国々は最近音楽的に強くインパクトを与えてきている国なのでそのつながりはなんら可笑しいことではないのだ。

「GO GAGA」はよりライブイベントを創り出そうしているため、DJよりもバンドを用いることを好んでいる。もちろんDJもいるが。また主催者達はできるだけたくさんの地元のVJを起用しようともしており、彼らはバンドやDJのプレイと共にパフォーマンスを行う。

東ヨーロッパであるリトアニアという国にはいまだソヴィエト時代からの特徴的な建築の空間が残されている。「GO GAGA」はよりよいイベント空間のためにいつでもそれらを本来の要素として使うことを試みている。

それらの多くの建物や場所はリトアニアの歴史のほんとうに特殊な部分であるため、そういった忘れられた場所を現実のものとするのはまた極めて重要なことであるといえる。一番の悲しいことといえば、彼らにとって最近のリトアニアでの状況は極端なほどに悪い、なぜなら多くの建物が私物化され壊されることが多くなっているからだ。5年間という期間の間になくなってしまうことも十分に考えられる。

ビルニュスの「Skalvija」にある最も古い劇場にて2005年12月に一番初めの「GO GAGA」は開催された。イベントの中でDJやVJまたいくつかのライブイベントバンドは劇場のホール内で演奏が可能だった。また「GO GAGA」の一番初めのDVDは「Partyzanai」のDJのミックスと「RUT RUT」のVJによる特殊ビジュアル効果にあわせて公演された。

二度目の「GO GAGA」は、4月21、22日にリトアニアの二都市の中の主要都市であるビリニュスと港町のクライペダ内の3箇所の異なる場所で行われた。

ビルニュスでは古いマリにあるギャラリー「Arka」にて開催。そこはモダンであるにもかかわらずとても心地よくまたおおくのホールがある。「GO GAGA」はアーティストのために二箇所のホールを使った。大きいの方のホールはライブダンス音楽専門に、小さいほうのホールは聴くためのスペースとされた。

「Partyzanai」のDJは音楽情緒の全スペクトルにのって最高潮に達していた。VJの「Vodga Jugend」と「Westa」 (Mistake VJ)は視覚的にも彼らのセットをより楽しめるものとしていた。

ロックとエレクトロニックの融合もしくはエレクトロニックとロックの融合のビリニュス・チューンの絶頂は、全員の手をあげさせ「GO GAGA」メイン演奏への気分の向上をさせた。VJロカスは特殊なビジュアル効果を観客たちに見せ付けた。

ベルリンのエレン・エイリアンによる「Bピッチ」コントロールレーベル出身のミュージシャン、ポール・カークブレンナーがイベントのヒーローとなった。彼のライブセットはとてもエレクトロニックな、エネルギッシュなまた気分を高潮させる雰囲気であった。ドイツのエレクトロニック音楽雑誌「グルーヴ」はポール・カークブレンナーのライブ模様を10位中9位に載せたのだ。彼は「プロディジー」、「モードセレクター」や「ケミカル・ブラザーズ」といったバンドにも参加している。「RUT RUT」のVJたちは折衷案的であり皮肉的なビジュアル効果の感情のスパイスを観客たちに与えようと試みる。

ダンスホールのイベントではビリニュス出身のDJエッセの選んだ音が流されることとなった。小さいホールで一番初めのライブを行ったのはビリニュスによるアーティスト「PB8」と「ダブリケート・コレクティブ」出身のVJエイミスであった。なにかもの静かでけだるいそれでてきまじめな雰囲気のセットだ。

「FusedMARc」バンドは、彼らの長い独占旅行へとみんなを引きずり込んだ。おそらく今リトアニアで最も個性的とされるコレクティブだ。

アメリカ出身の「THE DOUBTFUL GUEST」と彼女の印象強く折衷的な音は多くの観客を魅了する。ビリニュスの「NEXTフェスティバル」イベントの主催者となるポール・ペーパーも隣でVJを。

クライペダ出身の若手作曲家「Few Nolder」はもっとも興味深い新人だ。彼の一番初めのライブ出演でありとても新鮮な興味深い音を奏でた。VJルーもスは「Few Nolder」の音をいくつかのミニマリスティックな視覚効果とともに彩を加えた。

小さいほうのホールではビリニュス出身のDJ、ZWXがミックスの技術をライブショーの中間に盛り込むかたちで見せ付けることとなった。

ほとんどすべてのアーティストは翌日港町クライペダへ移動をした。

昼間の時間帯には、クライペダではビジュアルイベントが「GO GAGA」により行われた。アート展示場となっている大型テント内で「Partyzanai」のDJ達と「Few Nolder」のコンテンポラリーな音が演出。「RUT RUT」と「Vodka Jugend」もまた視覚効果を演出した。

夜までに「GO GAGA」は旧ソヴィエト映画館「Zemaitija」に移動をした。ビリニュス出身のアーティストたちは、IJOクライペダ出身の独立したミュージシャンなど地元人に加わった。彼はいくつかの250bpmブレイクを起こし、後におそらくもっとも彼の音楽における個性の重要な部分になる得るだろうエレクトロニックの前衛的アーティストたちの仲間入りを果たした。

DJエレクトロッド・コラベリンコフもまた「GO GAGA」の味わい深いトラックでクライペダにエネルギーを与えた。

「スクエアプッシャー」の弟分として知られる、イギリス出身の「シーファックス」もまたクライペダのイベントに参加した。 たくさんのハードウェア、アナログ機器、また目をさすような構成は港町の観客たちの心に刻まれた。

もうすでに「GO GAGA」はこれからのイベントについて企画があるのだ。

小さな規模の公演がマルチメディア祭のエントリーナンバー4番としてリトアニアのシャウレイへもちこまれる予定だ。「Partyzanai」のDJ達と「RUT RUT」のVJたちもまた「GO GAGA」の音とビジュアルとともにドイツのドルトムントで行われる「エレクトロニック・バルティカム・フェスティバル」を揺り動かすこととなるだろう。

その後の5月20日に「GO GAGA」はクライペダにてもう一度公演を行う。そのときにはケルン出身の作曲家メトープのライブセットとジラフェントースト出身のVJも共演。

「GO GAGA」の主催者は「Partyzanai」のDJの新しいミックスや「Few Nolder」のレコード、また「GO GAGA」のイベントに参加したすべてのVJたちによるビジュアル効果をとりいれたDVDのリリースも計画している。

GO GAGA
2006年4月21日 (22:00〜05:00)
会場:Art Gallery “Arka”, Ausros vartu st. 7, Vilnius, LT
2006年4月22日 (16:00〜19:00)
会場:Art Exhibition Pavilion, Aukstoji st. 3, Klaipeda, LT.
2006年4月22日 (22:00〜05:00)
会場:Cinema Theater “Zemaitija”, H.Manto st. 31, Klaipeda, LT.
http://www.rutrut.lt/gogaga/

Text and photos: Emanuelis Ryklys from RUT RUT
Translation: Yukino Kotake

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