DING DONG!(ディンドン)アート・フェスティバル 2006

HAPPENINGText: Ayako Yamamoto

モキの壁に描かれたイラストレーションの裏に、ソファーが3段階の高さであり、バーがあり、テレビの形をしたステージがあり、まるでリビングルームになっていた。


Poetry reading at the Tim John, Pia Kuhlemann’s TV stage

ティム・ジョン&ピア・クーレマンのテレビステージでは、この日の夕方、ポエトリー・リーディングが行われていた。夜はライブや、DJイベントが毎週企画され、沢山の人で賑わった。

ところで、このディンドン・アートフェスティバルは、コーヒー会社のセンセーオーというコーヒーメーカーのPRイベントとして行われている。リビングルームのテーブルにはあちこちにコーヒーメーカーとコーヒー、カップ、砂糖、ミルクが置いてあり、来場者はソファでくつろぎながら無料でコーヒーが飲めるようになっている。歩き回って疲れた体にはありがたい。テレビのステージを見ながら、ソファーに座ってコーヒーを飲む。リビングルームである。メーカーの大きな看板があるわけではなく、あくまでさりげない様子が、逆に心に残る良い宣伝だ。


Susanne Bartsch

コーヒーを飲んで一休みするとトイレに行きたくなった。地下に降りると、階段から通路につながる防火扉が片方だけ開いている。その奥にスザンナ・バーチュの映像作品がある。
女性が扉を開けどこかへ行き、また戻って来るという作品だ。実際の扉の向こうに、扉を開ける女性の映像というのが面白かった。

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