DJ レディー・フィンガー

HAPPENING


ハリウッド、サンセット・ゴワー・ストリート・スタジオの向かいゴワー通りとサンセット通りの交差点に位置する、当初は名高いコロンビアピクチャー・スタジオとして創立された場所に現在あるのは、小さな西洋風の「ゴワーガルチ」という名のショッピングセンターである。このセンターはハリウッドのこの交差点の歴史にちなんで名づけられた。
その歴史というのは多くの映画俳優になりたがった人々は、よくここで仕事探しのためカウボーイの衣装に身を包みつるんでいたというものだ。そしてその周辺のことを人々は「ゴワーガルチ」と愛称を付けていたのだった。

ゴワーガルチは典型的なロサンゼルスの計り知れないほどの多様性を示したいい例といえる。小さな田舎のショッピングモールの一部としてガルチは、カラオケバー、寿司処そしてステージやダンスフロアを持つレストランを一つの建物の中に所有している。

この特別な夜に多種多様な多くの人だかりを楽しませるために、DJやいくつかのダンスパフォーマンスが計画されていた。DJ レディ・フィンガーは、始まりに観客を沸かせるため珍しい60年代のソウルとファンクを披露した。DJとしてのプレイに加え、彼女は有名な音楽評論家、「FLAUNT」、「Angeleno」、「Dazed&Confused」や、「Complex」に寄稿するライターとしての顔を持つ。

最近になってまた彼女は、二冊目の本を出版した。それはカントリーロックにおいて多大な影響力のあるミュージシャン、グラム・パーソンについての深い内心を多く描いた伝記である。
その晩彼女の60年代のバイブスはこれから始まる激しいダンスパフォーマンスを思い切り楽しめるようなすべての人が待ち望んでいた雰囲気へと染めたのだった。

まずは二人組みの官能的なダンスから始められた。そのダンサーたちは賛辞の証としてそのショーのために西部風の衣装を選んだ。
このイベントのためのリハーサルはショーのたった三日前に始められたにも関わらず、グループの大きな協調性を見せ付けるためにダンサーたちは本格的なパフォーマンスを披露したのだった。
すべてのダンサーはダンスの振り付け、また二人組みでのダンス、のちに彼単身でのダンスパフォーマンスを披露したライアン・ヘフィントンによって共同設立されてきた有名な「ヒステリカ・ダンス・カンパニー」に所属している。

伝統的な大衆のダンスと、とても近代的なもの、そして抽象的なものを混ぜ合わせた要素の調和は、とても際立ったものになるだろう。がしかし、その動きはとても官能的であり、ダンサー達の接触を近くで手に取るように感じることができるほどかもしれないし、その空間はいわゆる「ダーティダンス」という感覚の空気で満たされるのだ。

この二人組みの密接なダンスの後には、狂喜した身振りで活発に体を振るだけでなくアブストラクトとモダンな側面を滑らかで緩やかな動きを組み合わせた魅力的な、ちょうど日本の舞踏ダンスに見受けられる要素にどこか類似するようなソロダンスが披露される。

ついにやってきた最後のダンスパフォーマンスでは、カントリースタイル路線のダンスのモダンここでもまた「ダーティダンス」版と呼ぶべきであろう踊りが私たちを魅了した。これはもうすでにとてもかっこいい組み合わせであるが、ヴェネチア祭の仮面をかぶることによってすべてのパフォーマンスがいわゆる非現実的な個性とでもいうべき感覚をさらに引き出していた。

ヒステリカ・ダンス・グループの本物の発案の才と斬新な取り組みは最新の文化的な活動を影響とする本来のダンスを創作する目的をもともとの基礎概念としている。
グループは他のアーティスト、映画監督、ファッションデザイナー、作曲家またミュージシャンとの共同制作を主な活動の中心としている。ライアン・へフィントンはミュージシャンとアーティスト、ピーチズに基盤を置いている、彼はコラボレートするということは、単に紙の上だけではなく実際に挑戦して理解するということを明らかにした。そして彼はまたジェシカ・ハンドレィと共に彼女の「VOY」というバンドのミュージックビデオのダンスの振り付けをするために仕事をしたのだった。

ヒステリカにおいてライアンは、アートディレクター、また衣装デザイナーとしての役割も果たす。彼のヒステリカとの共同作業は、ホートン・アワードによって2001年ベスト男性パフォーマンスに指名され、2004年にはベストコスチュームデザインにも選ばれた。2005年にはヒステリカは「REDCAT」として、とてもすばらしい開催地にてまたロサンゼルスのディズニーランドでも公演を果たした。

またライアンは、「エッジ・パフォーミング・アーツセンター・ハリウッド」にてダンスを教えている。そして更に彼自身「Rock ‘N Sissy」というブランド名でグウェン・ステファニ、ブリトニー・スピアーズ、ジェニファー・ロペス、ベック、またミック・ジャガーに愛用されるファッションラインも立ち上げたのだ。

この魅力的な夜のあと、私たちは今後彼がどのような考えを胸に秘めているのか、気になって仕方がなかった。

Fingered at the Gultch

日時:2006年1月12日
会場:Amagi’s @ Gower Gulch
住所:6114 Sunset Blvd., Hollywood, CA 90028
http://www.myspace.com/fingered/

Text and Photos: Christopher Lenz
Translation: Yukino Kotake

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