ジョー・コロンボ

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ミラノ・トリエンナーレとヴィトラデザイン美術館の共同展覧会「インベンティブ・フューチャー」は、イタリアデザイン界の歴史の中で鍵を握る人物の一人、ジョー・コロンボの作品と人生に捧げられている。コロンボ(本名はケサレ)は、1930年に生まれ、純美術の道から成功を収め始める。エンリコ・バイや、セルジオ・パンジェロなどの画家達との出会いに感銘を受け、50年代初頭の「アート・ニュークリアー」運動に参加する。60年代初めまでには、彼の興味は完全にインテリアデザインと建築へと連結して変更していく。

1967年に雑誌「ジャパニーズ・インテリア・デザイン」が、コロンボに捧げる一版を出版し、その中で彼は最も優れた西洋のデザイナーと称される。不幸にも、コロンボは心臓の病に侵され、結果的に41歳の誕生日にあたる1971年7月30日に他界する。

「インベンティブ・フューチャー」は、様々な一流の会社(カルテル、アレッシィ、ザノッタ、ローゼンタールなど)のためにデザインされた作品から、「コンビ・センター」や「プログラムエイブル・システム」などの生活環境モジュラーに至るまでのジョー・コロンボの作品の軌跡を追う。彼の最期は、「Visiona 1」や「Total Furnishing Unit」などのユニットが使う側の必要性によって、日常生活の構成又は空間の特徴に合わせて機能を変える、多機能性を備えた家具ユニットのデザインに熱心に取り組んだ。

四つのテーマで構成されるこの展覧会は、オリジナルの作品と、ジョー・コロンボ自身の作品記録、そして柔軟性にとんだ家具ユニットの復元などを含んだ、とても豊かなものになっている。徹底的なまでのインテリアデザイン革命への彼の野心に、魅了させられないではいられない。そして、会場を歩き回っていると、自然とキューブリックの監督作、スペースエイジが頭の中に浮かび上がってくる。このジョー・コロンボの展覧会は、ミラノの後、ロンドンそしてベルリンで開催される。

Joe Colombo: Inventing the future
会期:2005年9月16日−11月18日
会場:Triennale di Milano
住所:viale Alemagna, 6, Milano

Text: Francesco Tenaglia
Images: Courtesy of Triennale Milano
Translation: Kosai Kato

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