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スーパーマリオ・ムービー「アステリックスとオベリクスの冒険」

HAPPENINGText: Carlos J. Gomez

あなたは、「アステリックスとオベリクスの冒険」を覚えているだろうか? 体は小さいけれど賢いアステリクスと巨漢で力持ちだけれどあまり賢くないオベリクスが繰り広げるドタバタ喜劇… と書くと、マリオの冒険を連想するかもしれない。そう、現在、ダイチ・プロジェクトでスーパーマリオ・ムービーが上映中なのだ。

このプロジェクトは、コリー・アーケンジェルとアーティストコレクティブのペーパー・ラッドとの最新コラボレーション。 彼らはファミコンなどのひと昔前の技術を利用した作品で、メディアアート界で知られている人達。

映画自体は、超現実的はトリッピーなストーリーで、「キノコ王国」でのレイブのVJセットを思わせた。筆者はさほど面白みを感じなかったのだが…

でも、これは決して普通の映画ではない。 どこを探しても、同じような映画もDVDも見つからないだろう。映画は、ギャラリー内に、ファミコンのカートリッジで積み上げた27フィートにもなる壁に映し出されていた。

いつも何か新しいものは、郷愁を喚起する捨てさられた過去の技術から生まれるものだ。 しかしながら、経験は8ビットのメモリーの寄せ集めのように、実際はかなり違いがある。 郷愁の旅行にでかけたいなら、スタートボタンを押してみよう。

Super Mario Movie
会期:2005年1月15日〜2月26日
会場:Deitch Projects
住所:76 Grand, New York, NY 10013
TEL:+1 212 343 7300
email@deitch.com
http://www.deitch.com

Text: Carlos J. Gomez
Translation: Ayako Yamamoto
Photos: Carlos J. Gomez

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