モンスター・ドローイング・ラリー

HAPPENING


今日の新鋭ビジュアルアートにとって、スケッチとはその根本にある始発点のようなものである。メタリカのロゴは、ユニコーンや雲、ドクロマークなどの絵を授業中に描いていて生まれたものだという。それらの関心や技術が上がってくるにつれ、スケッチはアイデアを落とし未来像を構想するのに必要な、重要な要素となった。サザン・エクスポージャー・ギャラリーで行われた、様々なメディアから選りすぐりのアーティスト100人が参加し、その場でドローイングをするモンスター・ラリー・ドローイングはここに着目したものだ。これは同時にギャラリーにとって資金を集める活動の1つでもある。

これはアーティスト達が従来のスタイルでキャンバスに描くのとは異なり、即興のようにその場でいきなり作品制作に挑み、自由な発想で作品を作り上げる様子を人々に見てもらうという、表現技法の復興のためのイベントとして開かれた。ペンシル、チャコール、ペン、マーカー、そして紙など、作業に必要な基本的な道具だけが配られ、参加アーティストは、4つのグループに適当に分けられ、名札をつけた 25 名のアーティストらがそれぞれ巨大な円状のスケッチテーブルで、4時間に及ぶ作品制作に挑む。学校によくある巨大時計のように、不吉に佇む4つの巨大テーブルの上で作業に取り組む100人のアーティストらの姿は圧巻で、緊迫した雰囲気とエネルギーがギャラリーを埋め尽くした。まるでゴールのない持久レースを見ているようである。

会場の観衆の注目を一身に浴びながらの作業で、人々の期待に応えられず絵を書き終えられないアーティストも大勢いる。作業が終わるとそれらの作品は袋に入れられ壁に展示される。どの絵もそれぞれ$50で購入することができ、一般の人々はお気に入りのアーティストの作品を手頃な価格で手に入れることができ、またこのギャラリーをサポートすることにもなるのだ。

モンスター・ドローイング・ラリー
主催:TIMBUK2
日程:2004年6月18日
会場:サザン・エクスポージャー・ギャラリー
住所:401 Alabama Street, San Francisco, CA 94110
TEL:415.863.2141
www.soex.org

Text and Photos: Mark Buswell from SisuHome
Translation: Ryoko Ogino

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