ミヤタケイコ+アナログガール

HAPPENINGText: Naoko Fukushi

今回の展覧会は、不思議で奇妙な、動物のぬいぐるみの制作をしているアーティスト、ミヤタケイコソーソーカフェでは、去年の「イン&アウト」展に引き続き、かわいくて、ちょっと怖い動物達で埋め尽くしてくれた。そのオープニングイベントとして、彼女のライブペインティングと、シンガポールから初来日したアナログガールのライブパフォーマンスも行われた。

オープニングイベントが始まる前、会場には、真っ白なテディベアのようなぬいぐるみと、ピンクのバンビがこれから何かが起こることを予期させるように、たたずんでいた。会場がオープンし、観客がそれぞれ雰囲気になじみ、パフォーマンスが始まるのを今か今かと期待し始めた頃、ミヤタケイコのパフォーマンスは、始まった。

あらかじめ用意してあったらしい、鮮やかなグリーンのフェルト生地のパーツを、彼女は注意深く様々な角度からバランスを見ながら、ピンクのバンビに命を吹き込むように貼り付けていく。次第にバンビ達は、グリーンの水玉模様を得て、生き生きしているように見えてくる。バンビが完成した時、2匹のバンビを両手で抱き上げ、観客に披露した。

その後、シンガポールから来日した、アナログガールが、パフォーマンスを行った。彼女が会場に現れたとき、そのファッション、ヘアスタイル、メイクがとても個性的で、目をひいた。この日、彼女の魅力を引き出したのは、メイクアップアーティストの横山美和とスタイリストの小島留美。彼女達は、11月にソーソーで開催されるDOTMOVフェスティバルの関連イベントとして、メイクアップと映像のコラボレーションイベント「サンクスギビング・メイクアップ 2」を11月30日に開催する予定となっている。

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