タナカカツキ

PEOPLE

今月のユニークなカバーデザインを手掛けてくれたのは、マンガ家のタナカカツキ氏。マンガ家としてだけではなく、映像作家としても独自の世界を展開させ、その作品を集めた初の映像作品集DVD「SUNDAY」も発表された。あなたにはタナカカツキ・ワールドが、どのように見えるだろうか?


はじめに、自己紹介をお願いします。

こんにちはー☆ タナカカツキです。
大阪生まれ。小学生の頃にマンガや映像をつくりはじめ、中学の頃は部活(テニス部)に明け暮れ、高校の頃はバンド活動とブレイクダンスに明け暮れた後、美大デザイン科に入学して、同時にマンガ家となり、大学卒業後、上京。それから様々な活動をしながら現在に至ります。


Butchu 2002

「バカドリル」にはじまり「オッス!トン子ちゃん」など数々のマンガを世に送りだしてきましたが、タナカさんにとってマンガとは、どのような存在ですか?

子供の頃、テレビと同じくらいに影響をうけたものです。マンガそのものより、マンガ家という存在、その活動内容、もののとらえ方、考え方に決定的な影響をうけました。目の前がパッと明るくなるようなおもしろそうなオトナの存在。



Ossu! Tonco chan 2002

具体的にはどのようなものに影響を受けていましたか?

赤塚不二夫、ウルトラマンセブン、歌謡曲などのテレビや雑誌メディアはもちろんのことですが、友だちや大阪の街、直接的な周りの影響が大きいカモカモ!


Video Frogtoise from the album “Zoomer” Directed by Katsuki Tanaka 2002

映像作品をつくるにあたって心掛けていることは何ですか?

まずはじめに、身近な人に喜んでもらうこと。


SUNDAY 2000

タナカカツキさん初の映像作品集DVD「SUNDAY」が11月29日に発売されましたが、このDVDの内容について教えて下さい。

音楽のようにかけっぱなし、照明のようにつけっぱなしにできるようななんとも力の要らない受けとめ方をしていただけるとよいかと思います。いっさい笑えません。

このDVDのお勧めポイントはどこでしょうか?

特典の動画素材集です☆ 中年ハゲ、熟女、子供、受験生、着ぐるみパンダのあらゆる動きを網羅。制作費も一番かかりましたぜ!ヘヘヘ。


Bob 2002

タナカさんにとって人を笑わせるということはどういうことでしょうか? 個人的には「すごい」アートもいいですが、「おもしろい」アートの方が、親近感があるのですが。

人をに笑わせるというのは、ある種、人の心を手玉にとるわけですから「スタンダードな考え方」を必要以上に理解していないといけないですよね。「標準」にこだわって留まっていなければ、人の笑いに至るまでの気持ちの行方を上手にシュミレーションできないわけですねえ、でも、いつまでも周りの空気を察し、まともで「標準を感じる」のを一生やっていくのも不自然といいますかね。こんな仕事をしてるとだんだん浮き世離れもしてきますしね、作為的に笑いをつくるというより笑われてしまうほうがラクなんですよね。なので、僕にとって人を笑わせるというのはその程度のもので、親近感があるとすれば、それは送り手が人の気持ちのスタンダードに歩み寄ってるからですね。

「GbM」について教えてください。

GbM」というのは僕がデザインしてるTシャツ屋です。Tシャツの色の染めから刺繍、自分の道楽でやっとります。オーダーおまちしております。

今回制作して下さったカバーデザインについて教えて下さい。

動画素材集からの素材を使用しました。熟女の「うろ覚えカズダンス」です。「うろ覚え」ってのが重要なんです。うろな部分は想像力でカバーしていくしかありません。その想像力は時として「補うという目的」からはみだし本家をこえてしまうことだってあるハズ!
で、今回のカバーデザインが本家を超えてるかといえばとくに超えてる様子はありませんが。(笑)

今2002年も残りわずかとなりましたが、タナカさんにとって今年はどのような一年でしたか?

いいコトのなかった一年でした。来年はもっといいコトないと思います。

最後に読者に向けてメッセージをお願いします。

世界をひっくりかえそう! ひっくりかえした気になろう! 白目で


タナカカツキ
ka2ki@kaerucafe.com
www.kaerucafe.com

Text: Sachiko Kurashina

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