ベータ・ラウンジ

HAPPENING


今月は、ベータ・ラウンジの「ライブ」について書こうと思う。そのベータ・ラウンジの根本的な概念は、オンラインでコンサートを行う、というもの。ミュージシャンやDJがクラブでパフォーマンスを行い、それらの音楽がインターネットのライブストリームを通じて、世界中に発信されるのだ。しかし、インターネットラジオのようになってしまいがちな、アーカイブにある音楽のセットが存在することによって、彼らのこのアイディアは前途多難なようにも思えた。そのような背景もあるので、この記事を読みすすめる前に、まず最新のストリームを見ていただければと思う。

すべての始まりは、数年前のサンフランシスコ。そしてそのアイディアをハンブルグに運んだのが、ヘイコ・ジャンケ(通称「ターンヴァダー」)、オレ・ルトジェンス(通称「サンチェス・デ・ウィット」)、オリバー・テスロフ(通称「オルト」)、ニルス・バチャー(通称「ニコ・パレルモ」)だ。ザ・ベータ・ラウンジのセッションが行われるのは、毎週土曜日午後4時から10時まで。主催者自身がパフォーマンスを行うことも時にあるが、たいていはエレクトロミュージックの現場で活動する地元や海外からゲストを招いてライブを行っている。
ベータ・ラウンジを行うことは観念的な出来事、と語るニルス。実際にサーバーに支払う料金は、ドリンクを売ることで得たお金で賄われている。ライブが開催される場所は「HAMBURGER BOTSHCHAF (ハンブルグ大使館)」と呼ばれる建物で、ここではベータ・ラウンジのメンバーだけではなく、その他のフリーランサーやアーティストがオフィスをシェアしながら活動を行っている。


DJ Raf Le Spoink recently celebrated his 40th birthday!

今日(11月23日)行われているのは「MFOC」のセッション。今まさに、ラフ・ル・スポインクがDJパフォーマンスを行っているところだ。彼の前にパフォーマンスを行っていたのは、スーパーデフェクト。ラップトップを使用してプレーを披露。ここでは、彼のトラックのひとつを視聴することができる。「ABLENTON LIVE」というソフトウェアを使って、再編集された彼のトラックのライブを行っているようだ。
ここでちょっと休憩。トイレに行ったり、ゲームをしたり、お酒を楽しんだり、写真を撮ったり、やることはいっぱいある。
ここでもう一度休憩。


kandisquer

ラフ・ル・スポインクの後に登場したのは、カンディスカー 。コンピューター、キーボード、そして彼の声を駆使したパフォーマンス。ちょっと彼のテンションを上げさせてみようと、何百万人のネットユーザーが今君のパフォーマンスを見てるよ、と教えてあげた。とにかく、彼をパフォーマンスの最中にちょっと連れ出すのは本当に大変だった。しかし、さまざまな音や形のミックス、そして時にスローで、優しくて、時にクラッシュでワイルドで、テクノ、エレクトロニックな体験、アンビエントなサウンドスケープ、ネオンポップ、スパートラッシュという多種多様な分野の間にあるのが、彼の音楽なのだ(カンディスカーのシェアメイト、ステファンの言葉より)。「俺って本当にばかだな!」と自らを称すカンディスカー。またこれは、彼のガールフレンド、カッチャも「W56ZLUITEFRERA.DYZ.KHKL」という雑誌で触れている。彼の一番のヒット曲「FOREIGN MACHINE」でパフォーマンスを終了したカンディスカー。そして今は、スーパーデフェクトが再度プレイを行っている。今回は「トラクター」というMP3ミックスのソフトウェアを使って、ディスコブレイクをクレイジーにミックスしている。

もうそろそろ午後10時。パーティーも時期に終わる時間だ。僕もここでペンを置こうと思う。またね!

Text and Photos: Andrew Sinn from Deco-Vision
Translation: Sachiko Kurashina

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