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ハウ・ウィル・アイ・エバー・ビー・シンプル・アゲイン?

HAPPENING


Jo Jackson, We have always lived in a castle


このグループショーに参加している4名は、ドローイングからビデオまで、それぞれ違ったメディアで活動するアーティスト。まずギャラリーに入ると、ジョー・ジャクソンの作品「WE HAVE ALWAYS LIVED IN A CASTLE」が大きな口を開いてお喋りをしているのが見える。


Christopher Garret, Untitled

その周囲には同じくジョーの小さめの作品が取り囲み、そこから更に進むとクリストファー・ガレット、ショーン・オデル、ボブ・リンダーの作品が平行して展示されている。

ギャレットの作品は、ナラティブな色が濃いと言ってもいいだろう。ナラティブな印象を持たせつつも、何点かの作品から感じられる不条理さには、思わず畏縮してしまう。そしてこの下に掲載されている作品のようなシンプル性を極めた作品には、ただ脱帽するだけである。


Christopher Garret Left: Natural Progression, Right: Untitled.

ジョーの作品でもシンプル性が見事に表現されている。ステンシルを扱うように描く彼女の方法は、ポイントをストレートに掴んでおり、それは「WE HAVE ALWAYS LIVED IN A CASTLE」からも伺うことができ、絵自体が「叫ぶ」ということを言っているかのようだ。しかし、こだまの中にある静寂と、床の上に作品が置かれてあることで、現実性の破片が散りばめられているようにも思われる。


Left: Jo Jackson, Untitled. Right: Shaun O’dell.

ショーン・オデルの作品では、イメージの重なりあいの中に、シンプルなアイコンの結び付きを見つけることができる。組み立てられた物語の中では、人間、自然体系、建築的な構造、そして野生生物という要素が融合しているのだ。作品では、現代生活のさまざまな面とともに、複雑な上下関係のシンボルが物語を形成している。彼は、複雑なアメリカ特有の精神からビジュアル的なシンタックス(統語論)を表現しているのだ。アメリカの神話、西洋文化の拡大、そして創造物との生態学的なつながりのシンボルを融合させている彼の作品。神が想像したものが、この漠然とした図式的なビジュアルシステムの中で、有機的な構造と野生生物とともにひとつになったのだ。- グリフ・ウィリアムズ、ギャラリー16

ギャラリーの出口付近にはボブ・リンダーの作品が展示されており、また違った感じで目が覚める思いがする。

シンプル性についてもう一度考えてみよう。上の写真に写っているのはジャック。彼と一緒にランチをとった時のものだ。ジャックと知り合ってから、インターネット上にある未だ曖昧な部分を探究するという、若干ノイローゼ的な共通点を共有してきた。彼が最近注目しているのはアストニアで、私はドュンディンとニュージーランドだ。二人とも、その地のものを購入した経験はないのだが、それでも私達は、最近よくその土地特有の考えを楽しんでいるという状態だ。次回はジャックについて書こうかと思っているが、今回は簡単な紹介で終わらせておこうと思う。

ジャック・ハンレイは素晴らしいアート作品を紹介することに関しては大変長けており、サンフランシスコで素敵なギャラリーを開いている。様々なフェスティバルや催し物にも出かけ、彼おすすめのアーティストや彼らの世界の紹介に力を入れている。ジャックと知り合ってからまだ日は浅いが、彼の積極的な活動にはいつも驚かされている。

最近彼は「THE HISTORY OF THE GRATEFUL DEAD」という本を読んでいたらしく、その本について語ってくれた。パロ・アルトというビートカルチャーを育んだカフェシーンの話なのだが、「意図的にはベストなマイナーなカフェシーンだったと思うよ」と彼は語っていた。そして私は、これこそが彼のギャラリーに入った時にあなたが一番最初に受ける印象ではないかと思ったのである。

How will I ever be simple again
会期:2002年8月2日〜31日
営業時間:火曜〜土曜 11:00〜18:00
会場:Jack Hanley Gallery
住所:395Valencia Street San Francisco, CA 94103
TEL:+1-415-522-1623
jackhanley@aol.com
http://www.jackhanley.com

Text and Photos: Amy Franceschini from Futurefarmers
Translation: Sachiko Kurashina

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