アンダーワールド ニューヨーク公演

HAPPENING

11月23日、サンクス・ギビングの夕方、ニューヨークはミッドタウンの Manhattan Center’s Hammerstein Ballroom で UNDERWORLD がコンサートを行なった。


到着したころには、すでにチケットは売り切れで34番通りにまで行列が出来ていて、前座も既におわっているのに、入り口でもコートチェックの客が1時間も待ちぼうけをくわされていたのだった。
すでに Carl Cox が幻惑的なトランスサウンドで来場者を迎え、比較的ゆったりした雰囲気だったのだが、この巨大な会場が込み合ってくるとみんな踊りだしたり、騒ぎだしたりしはじめた。Coxはよく作り込まれた長いが力強い曲を回し聴衆を盛り上げようとするが、多くの客は Tomato のヴィデオが映し出されるスクリーンやモニターを凝視していて、あまり体を動かさない。
そしてついに、Hyde、Smith、Emersonが表われてTomatoクラシックともいえるRezを演奏しはじめた。
同時に5台のプロジェクターが新旧の映像をミックスしたヴィデオを映し出す。Darren EmersonとRichard Smithが巨大なセットの背後で音に合わせて体を揺らし、Karl Hydeは大きなヘッドフォンを装着し、マイクを持ってステージ上を駆け回る。彼らが演奏した曲は新しいものと古いものをミックスして新たに産み出されたもののようだ。約3年ほど前に彼らを見たことがあるのだが、そのころKarl Hydeは今回ほど唄ってはいなかった。
コンサートの半ば、彼らがついに Born Slippy を演奏しはじめると、聴衆が狂ったように踊りだし、 Hammerstein Ballroom の木貼りの床が狂喜乱舞のせいで本当にトランポリンのようにたわみだすほどだった。Tomatoのヴィデオ映像とともに効果的だったのはライティングで、聴衆めがけてダイレクトにストロボライトが閃光を発し、彼らの音と完全にシンクロしてショーを格別なものにしていた。風変わりな曲のオーヴァーラップやミックス、不意に曲が終わったり、ハードなビートが続いたと思えば、ギターによるよりポップな曲が始まったりと、ショー全体を巧みに構成し聴衆を引き込む。とにもかくにもTomatoの映像はショーにおいてとても重要な役割を果たしていた。

Text: Eddie Pak From SUCTION.

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