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河村大馬

PEOPLEText: Satoru Tanno

今回SHIFTのカバーグラフィックを制作してくれたのは、日本の若手クリエイター集団「TRESPASSER」。ファッションとグラフィックという切り口をウェブ上で表現するクリエイター集団として、以前から気になっていた「TRESPASSER」の代表、河村大馬氏にインタビューした。

はじめに、自己紹介と最近の活動を教えてください。

河村大馬、東京在住、24歳。仕事は旅館で布団敷きなどをしていて、そのあいまに友達達と 「プラネット・テレックス」というユニットで作品作りをしています。そちらは主に仲間用や友達用に何か作ったり手伝ったりするためのユニットで主だった活動などはなく、だいたいは個人的に頼まれて作品を提供するという感じです。
最近は「パラノイア・ファクトリー」の亀石将也さんと二人で大きめの平面の作品や映像作品を作っています。

自身のウェブサイト「TRESPASSER」について教えてください。

個人的なギャラリーです。最初友達にホームページ作ってみなよと言われつづけ、じゃあ作ろうかなーと思って色々なページを見て、それで現在の感じのデザインにしました。サイトデザインに合わせ作品を作ったり素材を集めたりして一年以上もたったので、そろそろ全部リニューアルしようと思っています。

大馬さんは写真、グラフィックデザイン、ウェブデザインと多くの事をされていますが、どれに趣きを置いているのでしょう?

基本的には表現としての媒体は何でもかまわないんですが、しいて言えばグラフィックデザインです。今、確実に時代が後押ししているのはグラフィックなデザインだと思うのでそれを総括的なモノとして扱い見てくれる側の人とのバイアスとして選択しています。

「TRESPASSER」では、ファッション的な切り口が多くみられますが、ファッションとグラフィックの関係をどう考えていますか?

僕は趣味でやってますから、ラブラブなカップルっていう感じです。でもこれが、クライアント主導の仕事になって、マスメディアとか商売が絡むと利害関係重視のカップルとかどろどろカップルな関係になるんでしょうね。

ファッション以外に今興味のあることは何ですか?

今は映画的なモノです。小道具とか制作ノート、シーン設定やカメラワーク等、あと中世の時代のモノです。

好きなアーティストを教えてください。

アーティストならドイツのファインアートの人でカタリーナ・ジーフェアディングです。この人は色・イメージ・コラージュ全てサイコーです。ウェブだと「SSS」。パーソナルなウェブサイトでのコミュニケーションの取り方、スタンス等すばらしく、尊敬しています。

最後に今後の予定と、これからこんなことをしていきたいということを教えてください。

最近忙しかったので、とりあえず彼女とゆっくり過ごしたいです。
それから架空の映画のワンショット集みたいな作品をポストカードで作りたいです。

Text: Satoru Tanno

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スネハ・ディビアス
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