それがレコーディングまでに1年近くもかかってしまった理由です。リハビリ期間です。
Born Slippy やトレインスポッティングのあと、かなり売れ出して、いろいろなことが起きています。どんなに慎重にしていても、判断にくるいが生じたり、まったく気付かぬうちに物事が見極められなくなってしまうのです。
僕達は常に仕事の仕方やそのペースにこだわってきました。こういう周囲の状況に巻き込まれるのを避ける為に、一度、立ち止まってみなければなりません。僕達はだれよりもレコードを売って、超大物のスターになろうなどとは思っていないのです。自分達にとって良い音楽を作り、他も人々も気持ちよく聞ける音楽を作ることが大切なのです。
何にインスピレーションや気持ち良さを感じますか?
このビルディングの中で起っていることです。トマト、アンチロム(!)がこのビルにいるというのがいいですね。いろんなインタビューで答えていますが、それが何より刺激的です。
中を歩いていると、いつも変わったことがあって、面白いことが起きていて、いつもそのような所にいれるというのがいいですね。音楽で言えば、ここで起っていることはヴィジュアル的にも音的にも、僕達がバンドとして進む方向にも大きく影響を与えています。
モンティ・パイソンの映画の The meaning of life のように、大きなビルがまるごと船のようになって出航するように、つまり、このビルがまるごとソーホーを旅立ってツアーにでかけるというような感じです。
この事についてずいぶん話合いましたが、ここには充分な能力と技術を持った沢山のメンバーがいますから、優れたものを作り出す為に集結して独自にオペレートすることができるのです。今年の目標はそのような事です。インスタレーションのスペースを設けたり、新たな領域へ向けてメディアを使って発信していきたいと思っています。