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香港製造


「南京の基督」や「虎度門」など多数の映画の助監督を勤めてきた陳果(Fruit Chan)の自主制作作品。

映画俳優のアンディー・ラウがポストプロダクションなどの支援をしたほかは、基本的に監督の友人、家族、映画人のボランティアからの支援で賄って制作された。低予算のため出演俳優には監督が街でスカウトした新人を起用。

「香港製造」は学校、家族、社会そして将来の希望からはぐれてしまった数人のティーンエイジャーの話である。監督自身の言葉によると、
『1997年返還がきっかけになっているのは間違いない。私の世代の多くにとってそうであるように、この返還はある種の最終期限:一つの歴史の終わりを意味している。それはこの映画の中の不治の病に冒されている少女PING、そして絶望感に襲われ自己破壊を避けられなくなっている中秋(Autumn Moon)に現れている。また、PING、中秋両方の家族崩壊は父親と大陸からの愛人の“UNION (統一)”というかたちでもたらされる。これは、中国の経済改革のサイドエフェクトともいえる。陰うつな眺めではあるけれども、これは心底純粋に私や同輩が感じることだ。そしてまさにこの無力感が私にこの映画を創らせた。』
(『』部分 artlink 9月号 issued by Hong Kong Arts Centerより引用)

現在アートセンターにて3回のみ上映。チケットはすでに完売。というわけで、私を含め見損なっている人が沢山いるに違いない。「再上映してー」と思っていたら、10月9日よりブロードウェイ系列での上映が決定。

Text: Shinobu Koike

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